今シーズン加入し、新たなディフェンスリーダーとして守備を統率するハ チャンレが、2026北中米ワールドカップアジア2次予選グループCの2試合(6月6日 シンガポール戦、6月11日 中国戦)に臨む韓国代表メンバーに選出された。年代別も含めて初選出された29歳が、離日前に現在の心境を語ってくれました。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集
韓国代表に選出された一報をどのような形で受け取りましたか?
ハ チャンレ 京都(サンガF.C.)戦後に代理人から電話が掛かってきて、「韓国代表に選ばれた」と聞きました。最初は「うそをつかないでください。冗談ですよね?」と聞いたんですけど、「いや、本当だよ」と言われて。それくらい自分にとっては思いがけない出来事でした。電話を切ってから、じわじわとモチベーションが高まっていくような感覚になりました。
グランパスのチームメイトの反応はいかがでしたか?
ハ チャンレ 代表メンバーが発表された時はオフでしたが、普段からよくLINEでやり取りしている(井上)詩音や(榊原)杏太たちは「おめでとう」というメッセージを送ってくれました。オフが明けて練習場に行ったら、みんなが「おめでとう」と祝福してくれて、素直にうれしかったですね。
韓国の友人からも連絡があったのでは?
ハ チャンレ そうですね。正式に発表された5月27日に友人たちから多くの連絡があって、反響の大きさにびっくりしました。
ご両親からはどのような言葉をかけられましたか?
ハ チャンレ 電話越しに「おめでとう」と言ってくれました。私の両親はとても物静かなタイプなので、いつも通りすごく落ち着いた感じでしたね。
多くの人からお祝いの言葉をかけられ、改めてどのような気持ちでしたか?
ハ チャンレ 韓国代表になることはサッカーをやり始めた10歳の頃からの夢だったのですごくうれしかったですね。それと同時に、子どもの頃からさまざまな形で私を導いてくれた指導者の方々や、ずっと応援してくれている方たちへの感謝の気持ちが沸き起こってきました。
年代別の韓国代表にも選ばれたことがなかったそうですね。
(残り: 2667文字 / 全文: 3554文字)