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明治安田生命J1リーグ第13節 C大阪戦後 ブルーノ コンカコーチ会見

85月
5月8日(土)、明治安田生命J1リーグ第13節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでセレッソ大阪と対戦し、1-0で勝利。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督に代わって指揮を執ったブルーノ コンカコーチがオンラインでの会見に臨みました。

ブルーノ コンカコーチ


連敗という状態ですごく強い相手(セレッソ大阪)を迎えましたが、我々のやるべきサッカーを最後まで集中してやりきれたことはすごく良かったのではないかと評価しています。

 

―グランパスの展開に持ち込むことができたと思います。その中で、前半の試合展開をどう見ていて、後半に得点するために意識させたかったことを教えてください。

こちらがどういうサッカーをしたいか、試合中ずっとそれを相手にぶつける展開がなかなか(できませんでした)。セレッソ大阪もボールを握ってしっかりとプレーするチームのスタイルで、自分たちで仕掛け、自分たちのペースでやりたいという形があり、センターバックに強力な選手がいて守備が堅いという特長があります。中盤の選手にもいろいろな形での展開がありますので、いろいろな形を持っているセレッソ大阪に対してある程度試合を方向づけたいという考えの中でのゲーム展開で、こちらも模索しながらやっていました。その中で、すごく大事な要素と考えているのはどうやってサッカーをやるのか、戦術的な部分よりも気持ちの部分で我々の方が少し上回りはじめてきたかなと。前半の終わりの方からセカンドボールを拾えるようになったり、そういうことを含め思っていました。その中で選手たちが、気持ちがプレーにつながるような配置をずっと心がけ、細かい修正も行い、一言でどういう修正をしたというよりも、その都度その都度で、相手をいろいろな部分で上回るように、そして気持ちで上回ったところがスコアにも出た試合だったと思っています。

 

―今日の得点にいたるまでの時間帯、齋藤学選手を交代で入れたあたりから得点につながったと思います。斎藤選手の評価をお聞かせください。

彼にはいろいろなことを期待できます。ドリブルができますし、自分でボールを持つこともできます。試合状況ということでは彼が入ることでそれまでとは違った流れにできる選手だということは分かっていましたし、タイミングを見て勝負どころ、彼がプレーすべき時かなというところで期待に応え、流れを引き寄せるプレーをしてくれたと評価しています。

 

―試合終盤は引いて守るのではなく、敵陣で展開しながらの試合の締め方になったかと思います。その時間まで押し込めた要因はどこにあったとお考えでしょうか?

サッカーにおいては、終盤の時間帯にチームとしてどういったサッカー、どういった形をグラウンドで表現できるかということでコンディションが関わってくる部分も多くあります。そういうサッカーがしたくても足が動かなくてボールを拾えず押し込まれてしまうこともあります。そういう角度から見て、我々自身、川崎フロンターレ戦でも敗れはしましたが、終盤は我々のほうが走っていましたし、コンディションがいいという手応えはあります。川崎戦から一週間も空かずの試合でしたが、今日も走るという部分で相手を上回ることができたと思います。そこも考慮したうえで、次の試合もまた勝つ準備をしたいと思います。