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明治安田生命J1リーグ第13節 C大阪戦 前日ブルーノ コンカコーチ会見

75月
5月7日(金)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、8日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第13節のセレッソ大阪戦に向けて、ブルーノ コンカコーチがオンラインでの記者会見を行いました。

ブルーノ コンカコーチ


ー川崎フロンターレとの2連戦についてマッシモ フィッカデンティ監督と話をしたと思います。チームの評価について聞かせてください。

試合が終わったあとの分析は、今後にどのようにつなげられるか、どのように修正するべきかはそうですけど、外から見た時「結局スコア的に負けているじゃないか」というような言葉とは違う捉え方をしなければいけません。いろいろないい部分があっても結果的に負けてしまったというような、試合後の会見とは違ってきます。我々同士の中ではゲームの戦い方として、良かった部分、つなげなければいけない部分は多く見えています。川崎Fという相手に対して、そういった部分は大事なんだ、これを続けていかなければいけないなと、しっかりと整理して、そういうプレーを意図的に多く出せるようにやっていきたいなと。そういう部分について特に準備してきました。川崎Fとの2試合を見ると、1戦目と比べて2戦目は良くなった部分がありました。なにかに満足しているのではなく、先ほど言ったように、次に引き続きつなげていくべき要素がいくかあったと評価しています。


ー今節のセレッソ大阪戦に向けて、なにも変える必要がなく、今までやってきたことを強く出す必要があると思います。

おっしゃるとおりです。この約1年半の期間でどのようなチームを作っていくかという作業を続けてきた中、同時に結果にもこだわること。そういった意味で二重の難しさがある取り組み方をしています。我々自身がなによりも「強いチームになったから満足している」という感覚で試合をこなしていることは一切ありません。先ほど話したように「負けたからすべてが崩れてしまった。失ってしまった」、「自分たちが勘違いしていたかもしれない」というリアクションは一切ありません。その中でも良かったものを次に持ち越して、さらに強くなっていこうと。我々はそういう考えしか持っていません。実際にそういった空気がクラブの中に満ちています。なにかを変えるより、ずっと突き進んでいく過程の中でこういった試合があったのだと。それも成長していくプログラムに組み込んでやっていこうという話になると思います。実際、1試合、1試合にはいろいろな思いが込められていて、ファミリーの皆さんの応援も受けているので、「負けてもどうでもいい」という意味ではなく、すごく残念に思っています。ただ、結果に対しての感情的な部分ではなく、サッカーを仕事として取り組んでいる中でどう位置づけなければいかないのか。それが今の回答になってきます。


ー今節で対戦するC大阪の印象を聞かせてください。

継続してここ4、5年に渡って、順位表を見るといい位置につけています。ベースとして勝てるチームができあがっているのかなという印象を持っています。引き続き、今年もそういったものをベースにやっているのかなと。今年から新たに加わった外国籍選手3人が、公式戦でプレーする映像も見ました。そういった新戦力もうまく融合しているでしょうし、もっともっと良くなるだろうなという感覚があります。そういった手強い相手だと見ています。


ー前節の川崎F戦では森下龍矢選手が途中出場でアシストを記録するなどいいプレーを見せました。彼の良さと課題をどのように見ていますか?

以前の試合前にも同じようなことをマッシモ監督からお話させていただきましたけど、森下自身がスタートから試合に出るためになにか足りないというより、宮原(和也)も成瀬(竣平)もしっかりとやってくれている中でこういった起用の仕方が続いているだけです。チームとして彼がレギュラーで出てもおかしくない位置づけもありますし、実際にそういったプレーも見せていると思います。今後もそういった機会がどんどん増えていくだけだと思います。今の時点で彼に課題が多くあるとは思っていません。


ー彼の前向きなキャラクターもチームにとって貴重なのでは?

常に全力で、100パーセントで取り組むのが彼のやり方です。彼がいるチームは、彼からポジティブなエネルギーをもらえると思います。そういった面でもとても高く評価されるべき取り組みをずっとしていると思います。