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【高校サッカー選手権企画】“国立“を目指した男たち(吉田豊編)

2912月

日本サッカー界の冬の風物詩である全国高等学校サッカー選手権大会。“選手権”の愛称で親しまれる同大会は多くのサッカー少年の憧れの舞台であり、グランパスの選手たちも決勝戦が行われる国立競技場を目指してプレーしてきました。30日(月)から開催される同大会にちなみ、『INSIDE GRAMPUS』では出場経験を持つ3選手にインタビューを実施。第2回では静岡学園出身で、第85回大会に出場した吉田豊選手のインタビューをお届けします。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


―吉田選手は静岡県富士宮市出身で、静岡学園を卒業しています。まずは進学した理由を教えてください。

中学生の頃に、地元のリベルタージFCというクラブでプレーしていました。そこの監督が静岡学園出身の方で、その繋がりから練習や練習試合に参加させていただき、静学への進学が決まりました。地元では「静学」ではなく「学園」って言われているんですけどね(笑)。


―静岡には強豪校がたくさんありますが、他の学校は選択肢になかったのでしょうか。

全くなかったです。静学への憧れがあって、そこ以外は考えていませんでした。「静岡学園のサッカー」にも興味がありましたから。


―静岡はサッカーどころで、高校サッカー界でも静岡学園を始め清水桜が丘(旧清水商業)、清水東、藤枝東など、さまざまな強豪校があります。各学校のサッカー部にはどういったイメージを持っていますか?

僕の高校生時代のイメージになってしまいますけど、静学はテクニックやボールコントロールを重視するテクニシャン系。清水商業はパワフルでハードワークをするイメージでした。清水東は試合ごとに戦略を練ってくる印象で、頭を使うサッカーをしていました。藤枝東はオールラウンダー的な感じですね。藤枝明誠は1人だけずば抜けてうまい選手がいるイメージ。あとは僕が高校生の時に浜松開誠館のサッカー部ができて、「新星現る」といった感じ。浜名もパワフル系でハードワークしてくるチームでした。もちろんイメージは人それぞれでしょうけどね。

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