マッシモ フィッカデンティ監督

（清水エスパルスは）選手一人ひとりの質、そしてチームがどういうサッカーをやっているかということを考えても、今の勝点であの順位にいるようなチームでは全くないと警戒し準備をしてきました。選手たちには試合前に、すべてのプレーで気持ち、意地を見せて闘おう、（自分たちは）それができるチームなんだと話して送り出しました。そのとおりのゲームをしっかりとやってくれて、本当に誇りに思います。

―前へと出てボールを奪いにいく姿勢が出ていました。攻守に対する評価をお聞かせください。

どんなにすばらしいプレーをしてもゲームをものにできない時もあります。ここ最近の負け方は自分たちが怖がり、サッカーをすることに恐怖を感じているようなシーンがいくつかありました。それは気に入らないことですし、まず自分たちから仕掛け、自分たちが出せるものをすべて出した上で結果を受け入れる。その中で結果はどうでもいいではなく、それができれば負けることはほとんどないだろうと自分たちの力を信じていますので、そういう試合を今日できて良かったと思います。

―詳しいことはこれからわかると思いますが、負傷交代した丸山祐市選手の状態と、彼が下がってからのチームの戦い方についての感想はいかがですか？

（丸山祐市の状態については）憶測で話しても仕方がないので、なんでもないことを願います。丸山がどういう状態かは気になりますが、今日か明日中に検査をすると思うので、余計なことは言わず検査の結果を待ちたいと思います。丸山が抜けても、変わらずにチームとしてしっかりと闘えていましたし、代わった選手もしっかりとやってくれたと思います。

ー今日は「Jリーグの日」という記念の日です。その日の試合で勝利したことへの感想をお聞かせください。

その日に相応しい勝ち方をしたと言いたいですが、「Jリーグの日」は全員にとってのものですし、我々が勝ったからいい日を迎えられたということではありません。今日は自分たちらしい戦い方で勝てたということを祝わなければいけません。そして「Jリーグの日」に試合をできたことを喜びたいと思います。

ー今日は久しぶりに柿谷曜一朗選手、ガブリエル シャビエル選手の前線の組み合わせでスタートしました。その意図と評価を教えてください。

してほしいと思っていたとおりのプレーをしてくれました。試合を見ていて、彼らのプレーは求めていたとおりのものでした。スピード感を持ち、相手につかみどころを与えないようにボールを速く動かし、常に仕掛けるゲームをやってくれと伝えていて、裏のスペースを突いたり足元で受けたり、さまざまな形でプレーに関わってくれました。いいゲームだったと思います。