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明治安田生命J1リーグ第18節 G大阪戦後 監督会見

239月
9/23(水)、明治安田生命J1リーグ第18節が行われました。名古屋グランパスはパナソニック スタジアム 吹田でガンバ大阪と対戦し、1-2で敗戦。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。
マッシモ フィッカデンティ監督


あれだけのチャンスを作りながらあのスコアで前半を終えたことが、試合を終えて勝てなかった要因がどこだったのかということです。勝ち点3を持って帰る展開に持ち込めたのではないかと考えた時、あれだけいいサッカーができ、相手に何もやられていなかった中でチャンスも作れていましたし、そこに問題がありました。汚い言葉で申し訳ないのですが、後半の同点とされたシーンは「バカなんじゃないか」と。こう言う表現が使われるかわかりませんが、そういう表現しかできないような、残念すぎる失点でした。前半にあれだけチャンスを作ったことで、逆に言うとG大阪は「耐えた」という感触を持って後半に入ってきたかもしれません。あそこで、ゴールまでプレゼントしてしまい、「名古屋は今日、(勝ちを)プレゼントをしてくれるのでは」という希望を相手に与えてしまいました。大きく試合全体を見ると、サッカーとは不思議なもので、あれだけ前半と後半で違った印象になるんだということ。些細なこと、小さなこと、細かなことをしっかりとやらなければ、こういう試合展開に変わってしまうというサッカーの怖さを今日は感じたのではないでしょうか。

 

ー後半はチームの攻撃もうまく機能しなかったように感じましたが、監督としてどのように感じていたのでしょうか?

我々はレアル・マドリードやFCバルセロナ、ACミラン、ユヴェントスのような世界的なチームではないので、90分間を攻め続けるということは、どのような用意をしていても、そのような試合展開に持ち込めません。前半の流れがあり、後半も我々が45分間、なにも攻められなかったわけではありませんが、そういう試合展開でチャンスをしっかりとものにしないといけませんでした。このチャンスを外しても次のチャンス、それを外してもまたチャンスを作ればいい、というようなチーム状況ではありません。試合の要所要所や、ここで決めきらなければいけない、攻めきらなければいけないという部分で甘さが出てしまうと、相手の時間を作ってしまいます。失点のシーンについて、どんなにいいプレーをしていたチームでも、相手のフリーキックで壁が割れてしまうというようなことをやっていては、話にならないと思いますし、どんなにいいプレーをしているチームでも勝てません。今日は、そういう場面が絶対起きてはいけないという試合でした。

 

ー先ほど厳しい言葉で失点シーンを振り返りましたが、どのあたりに問題があったのでしょうか?

何度かゴールシーンを見返していただくと、ほかのサッカーの試合では起こらないようなシーンでしたので、理解できるかと思います。ものすごい強烈で、反射的に避けてしまうシュートだったかというと、そうではありませんでした。あそこはボールが抜けてはいけない形で壁を作っていましたが、「あそこがダメ」、「ここがダメ」といろいろな表現ができると思います。しかし、とにかくサッカーではフリーキックで壁を作り、その壁の間をボールが抜けるということは起こり得ないことです。先ほども、言葉遣いにお断りをしてから「バカな」という表現をしましたが、いろいろな表現があると思います。フリーキックを蹴った選手には記録が残るので良かったと思いますが、正直、蹴った選手が良かったからというゴールではありませんでした。「どうぞ」と言うようなゴールでした。