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明治安田生命J1リーグ第22節 川崎F戦 前々日監督会見

88月

本日8月8日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第22節の川崎フロンターレ戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


―前節、コンディションを考慮して途中交代をした宮原和也選手の状態はいかがですか?

今日の練習を見る限り、大丈夫だと思います。(吉田)豊もそうだけどね。あれ以上やると、和也は厳しくなっていたと思う。明日の練習を見てみないとわからないけど、今のところは大丈夫だと思います。


―2節連続で試合終了間際に同点に追いつかれました。修正すべき点を選手に伝えていますか?

それを伝えるのは当たり前のこと。選手もわかっているから。ただ、引き分けだからね。勝てた試合を落としたもったいなさはある。90分間の中に未来があって、1プレーで未来が変わってしまう。それはみんな理解していると思うし、理解してくれていないと困ることなので。自分たちが手にしかけていたものを失ってしまったのはもったいなかった。ただ、逆に言うと自分たちが負けなかったことは良かったと言えるね。


―試合の内容はポジティブなものだった印象です。

逆だね。いいところもたくさんあったけど、自分たちのものではなく、ゆっくりしてしまったところがたくさんあったので。自分たちがやり続けることで、もっといいリズムでサッカーができたはずだし、俺たちが目指しているのはそういうところ。相手に合わせて何かをするものではない。その両方をやっていくしかないのでね。そこのところは選手も理解していると思います。


―選手たちがピッチ上で考え、実行していることは評価できるのでは?

それはもとからそうなんだけど。ピッチの中で考えられる選手じゃなきゃ困るし、プレーするのは選手だから。たくさんトレーニングをやっているわけだから、どうやって自分たちがうまくやるかということを、ピッチの中で判断できなければいけない。若い選手も多いし、いろいろな要素があるけれども、やってもらいたい。そういう風に努力はしていると思う。ただ、彼らはまだまだ磨けば光る。そこを常に行ったり来たりするけども、しっかりやっています。


―相馬勇紀選手が鹿島への期限付き移籍を決断しました。

これは普通のことだから。日常茶飯事で、特別なことではないです。俺たちにとって大事なことは、若い選手がどんどん出てきてほしいということ。チームを離れる選手については、それぞれのところで活躍してくれればいいと思う。プロというのはそういうものなのでね。なにかの感情を入れるものではなくて、それぞれの選択肢なので。(相馬選手の移籍は)若い選手にとってのチャンスということではなく、もっと上のレベルを目指してどんどんやっていってほしい。これは今まで通りです。


―今節では川崎Fと対戦します。落ち着いて自分たちの技術を発揮することが大事になってくるのでは?

大事だと思う。もちろん、どこのチームと対戦する時でも同じだけどね。今の自分たちは、少しボールを失いすぎている。自分たちがどれだけボールを持って、自分たちの意思でできるかがすごく大事。特に今回は、そういう部分が大事になる相手だと思う。全員で挑んでほしいと思います。


―第12節の川崎F戦から勝利がない状況で、再び川崎Fと対戦します。

それはほかの人が考えていることで、特別なことではない。ただいつも言っている通り、俺たちは1試合1試合良くなっていかないといけない。自分たちがボールをしっかり持って、チャンスを仕留めるのもそうだし、チャンスを多くつくるのもそう。そこをもっと高めなくてはいけない。どこもそうなんだけど、いい相手であることは間違いない。一番大事なことは自信を持って挑んでいくということだと思います。


―前回の対戦はお互いが攻め合う展開となりました。

両方の技術が高ければ、そういう試合になるということ。次もそういう試合ができればいいと思う。そういう意味でも、うちの選手たちは自信を持って挑んでいく。そうすれば、きっとまたおもしろい試合になると思います。


―チケット完売という中で迎える一戦です。

ありがたいことです。選手は全力でやってくれると思うので、いい試合を見せたいと思います。