風間八宏監督
―横綱 白鵬関が練習に訪れました。
激励してもらいました。「すぽると!」に出ていた時に会っていて、久しぶりだったけど覚えていてくれたね。いろいろとスポーツの話をしました。
―天皇杯の敗戦から2日経ちました。修正すべき点の改善はできましたか?
自分たちの基準をもう一度見直すいい機会にできたと思います。あのような試合は二度と見たくないけど、自分たちの基準をもっと高いところに置かなきゃいけないということで、次の日からガラッと変わった。すごくいいトレーニングができていると思います。(敗戦は)もう過去のことなので、前に進めばいいと思っています。
―昨日の練習では選手の配置に変更を加えていました。
いつも言っている通り、どうすると一番調子のいい選手たちがいきいきするのか。うちの場合はシステムありきではないので。どうすれば一番得意な目線でやれるのかを考えていて、それをずっとやっている。特別なことではないので。なにがいいのかがだんだんと見えてきたところです。
―前への意識を高めたかったのでは?
いや、そういうことではないんだけどね。一番肝心なところは仕留めていないこと。神戸戦には残念なところもあったでけど、試合としてはすごくいい内容だったと思う。さらに、最近の試合は全てボールを支配できていて、ものすごい数のチャンスを作れているから。だからこそ、仕留めなくてはいけない。神戸戦はすごくきれいな形で3得点を取れているわけだから、あれをもっと増やさなければいけない。それから、先制点を取って自分たちのリズムでやっていくことが大事。そこは全然変わらないね。
―DFの選手がゴール前まで侵入し、得点を奪ったことはポジティブに捉えられるのでは?
そもそも、あのようなゴールは見たことないよね。セットプレーでもないのに、3人のDFがゴールエリアの中で得点しているわけだから。そういう意味で、チームは本当に動いていると思う。そういったいいところをもっと伸ばさなくてはいけないし、それを自分たちでゴールにつなげられるようにしていきたいと思います。
―同時に、前線の選手のゴールにも期待したいところです。
そうだね。ただ、この前でイメージはできているはずなので。そこは期待していますよ。
―鹿屋体育大学戦後に強調した闘う姿勢は、チーム全体にも求めたいのでは?
いや、基準はそこではないから。あの試合ではなくて、チームの中の基準。それは明確なものが自分たちの中にあるので。本当に、自分たちがそこに挑んでいるかどうかということだね。この前の試合後に言ったことは、その基準以前の話だった。
―中谷選手に求められるものが増しているのでは?
シン(中谷進之介)はすごく成長しているよね。(宮原)和也も和泉(竜司)もそうだけど、若い選手たちの力がどんどん出てきているのはチームにとってすごく大きいこと。彼らがもっとリーダーになっていってくれればいいし、もうリーダーになりかけている。うちの場合は全員がリーダーになってもらって構わないから。頼りになる選手になってきていると思います。
※以上の監督会見の動画は会員さまのみご覧いただけます。