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明治安田生命J1リーグ第4節 川崎F戦 3日前監督会見

153月

3/15(木)のトレーニング終了後、風間八宏監督が会見を行いました。明治安田生命J1リーグ第4節川崎フロンターレ戦に向けた意気込みを語っています。


風間八宏監督


―14日にJリーグYBCルヴァンカップ広島戦を終えたばかりですが、すぐに川崎F戦がやってきます。

そうですね。過去を振り返っている時間はないので。前に前に進まないといけないのでね。終わった瞬間に全員で次のことに取り組んでいかないといけない。もちろん選手の中で良かったところ、悪かったところ、いろいろなところを吸収してくれていると思います。試合があることを、すごく有意義に使いたいと思いますね。


―指揮を執っていた川崎Fとの対戦です。

みんなそう言うよね(笑)。


―実際に対戦が迫ってきて、どのような思いを抱いていますか?

どこ(が対戦相手で)も同じだよね。結局自分たちがどれだけできるかがすべての主語なので。自分たちがどれくらいしっかりサッカーができるかだけだと思います。


―監督としてのキャリアを築きあげたクラブとの対戦です。いつもと違う感情はありますか?

(僕は)そういう人ではないでしょ(笑)。


―対戦相手の川崎Fには、風間監督の教え子もたくさん在籍しています。

もちろんみんながかわいい選手だと思うし、素晴らしい選手になったと見ています。しかし今はグランパス(の監督)なのでね。そういう意味で、今の自分の息子はグランパスの子たちなので。彼らの力をしっかり出してもらいたいと思います。


―川崎Fは昨シーズンのJ1王者という側面も持っています。強豪チームと対戦するという点についてはどう考えていますか?

いつも言っている通り、自分たちがどれだけできるかで、すべての尺度が変わってきます。自分たちの力を出していってくれたらいいと思います。


―グランパスにはコンディションが万全でない主力選手も出てきています。

いろいろなことが起こるね(笑)。それはいつもだけど。


―そのため、選手起用が難しくなっている部分もあると思います。どのように考えていますか?

いつも言っている通り、いる選手、できる選手でしっかりやっていくことが一番大事なので。ないもの、あるいは良くないことを考えるよりも、今あるベストを尽くしたい。昨日もそうだし、今日もそう。今あるベストをしっかり尽くしていくことが、自分たちが一歩一歩前に進んでいくことだと思うので、しっかりやっていきたいと思います。すごく楽しみな試合であることは間違いないですね。


―リーグ戦、カップ戦ともに得点が取れない試合が続いています。

会見でも言っている通り、得点が取れないということはどういうことかというと、入れてないだけなんだよね。そこのところはどんどんやっていけばいい。チャンスがないかというと、たくさんあった訳で。それをしっかり入れるかどうか。それと同時に我々がやらなくてはいけないのは、そのチャンスをもっと増やすこと。得点は普通に取れていると思うけど、周りがそう言うのなら(笑)。だから得点を取れないのであれば、チャンスをどれだけ作るか。それを増やしていくのは毎回同じことなので。そういう意味でまだ十分ではない。次の試合ではもっとチャンスを作りたい。そう思います。


―今日の練習ではその点に重点を置きましたか?

目線だね。いろいろな目線を持たせないと。選手たちがボールを持つことがうまくなると、自分たちの中でいろんなものを落としてしまうこともあるのでね。そういったところの判断、要するに何が見えているかでスピードは変わってくるので、そこを徹底して。これはずっと続けていかなくてはいけないことだけど。それをやっていく一環だったと思います。


―チーム全員で戦うという部分に関して、14日の広島戦でアピールに成功した選手はいましたか?

それはそうだね。活躍したら、それは(主力に)絡んでこないと困るし、それから人もそれほどいないので。どんどん出てきてもらわないと困るっているのが我々。いつも言ってる通り、別々のチームではなく1つのチームとして、1シーズンを戦っていかないといけない。そのためにはこういうこともあるし、逆にきつい状態でやる人もいる。そこは全員が理解してくれていると思っています。


―「うまくて強いチーム」と言われる川崎Fとの試合は、“矛矛対決“になるのではないでしょうか?

それは分からないです(笑)。いつも言っている通り、お互いが決まっている訳ではないので。どちらかが有利に進めれば、どちらかが不利になる。どちらかが不利になれば、どちらかが有利になる。そういうことだと思っているので。そういうところは自信を持ってやりたいなと思います。


―狙っているところ、見ているところは似ているチームではないでしょうか?

全く違うと思いますね。いつも言っている通り、僕が見ているものがそのサッカーではないので。選手たちが何を見えているかが自分たちのサッカーなので。それが速さでもあり、正確性でもある。そういうものが全く違ってくると思います。