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4/11(木)トレーニング後コメント

114月

4月11日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施しました。練習終了後、丸山祐市選手、ジョアン シミッチ選手、米本拓司選手、吉田豊選手が取材に応じ、明治安田生命J1リーグ第7節の横浜F・マリノス戦に向けた意気込みなどを語りました。


丸山祐市選手


―リーグ戦6試合を終えて、失点数は「5」。守備陣としていい数字を残しているのでは?

攻撃の選手も含めて、守備意識がすごく高いと思います。ボールを失ったところで、すぐに切り替えてくれている。それにより、後ろも(狙いどころを)限定できていると思いますね。チームとして距離感がいい時は、失点を防げていると思います。


―昨シーズンから意識的に変化を加えている要素があるのでしょうか?

距離感自体はより明確に意識するようになりました。それは攻撃にも移りやすいですし、守備においても同様です。攻守の切り替えの部分で、選手の距離感というのは、監督から「よりコンパクトに」という指示を受けています。それは練習からやれている部分だと思います。


―これまでの試合では、その距離感、コンパクトさに手応えを感じていますか?

90分間すべてを通してそれができるかと言えば、それは難しい部分もあります。ただし、大枠ではできていると思いますね。ゾーンでどんどん前に行くのであれば、ラインを高く設定しています。守ると割り切った時は、後ろでゾーンを組んでいます。距離感という部分ではいい手応えを得ていますよ。


―その部分に関して、鹿島戦の後半はどのように評価できるのでしょうか?

点を取った後に少し距離感が悪くなり、全員がボールを受けたがらない印象がありました。たしかにそうだった部分があったと思います。カウンターも何本か引き起こしてしまった中で、後ろの選手たちに少し怖がった部分があったのか、それとも前線の下げて自陣で守るべきだったのか。それは前節の反省点だったと思います。


―次節で対戦する横浜F・マリノスは、前線にスピードのある選手を複数そろえています。高いラインを保つのは容易ではないと思います。

監督のいう「枠」という表現がありますけど、オフサイドトラップを意図的にかけているわけではありません。もちろん(オフサイドに)かかればラッキーという部分はありますけど。攻撃にも守備にも速く移るために、その枠組みという意識でやっています。その中で前がいっていないのに、後ろがラインを上げてしまっては、裏のスペースを狙われてしまいます。そこに怖さはありますね。だけど、それさえ押さえてしまえば、という部分もあります。もちろん(相手が)狙ってくるというのはわかっています。僕たち後ろの選手たちは、蹴られた時に戻る意識において、相手より先手を取れたらいいと思いますね。体と頭が疲れてくると、なかなか難しくはなってきます。それでもこれまで、いい時は本当にいい距離感でできています。マリノスには前線にいい選手がたくさんいますし、後ろにも攻撃的に選手がそろっていますが、後ろの選手たちは90分間を通して、そういった部分を抑えたいと思います。


―90分間の中には、自分たちの時間帯ではない場面も出てくると思います。そこで立て直すために意識することは?

距離感という部分は、ゾーンによってしっかりできればいいと思います。攻められていると感じた時は、一度しっかり守ると認識すべき。それからここぞという時に、ラインを高くして、相手のゾーンでサッカーをできるようにやっていけばいいと思います。


―どういう時間帯で、どのような戦い方をするか。それはピッチのいろいろなところで共有できているのでしょうか?

やってみないとわからないですね。90分間札幌戦のように攻められるかもしれません。また、鹿島戦のように最後の15分で攻め込まれてしまうかもしれません。やってみないとわからないですけど、この前の鹿島戦を反省材料にして、全員で話し合いながら共有できればいいと思います。

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