本日9月13日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第26節のV・ファーレン長崎戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。
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風間八宏監督
ー2週間のインターバルは、コンディションを調整する上でいい期間になりましたか?
それはありますね。それぞれがケガやコンディションと向き合っているところがあるので。良かったと思います。
ーこの期間には練習試合を行いました。
サッカーを確認する上で、ゲームというのは大事なものです。2チーム分の選手がいなかったという意味でも良かったと思います。
ー連勝している中で試合間隔が空くことにより、勢いが失われてしまうのではないかという見方もあります。
ないですね。いつも言っている通り、勝っていても負けていても次の1試合ですから。(勢いは)目に見えないものですしね。自分たちがやることは、目の前の相手を全力で叩きにいくこと。それは変わりませんから。そういう意味で(勢いということに関して)意識はしていないです。
ー選手たちは前向きに新しいことに挑戦しているように見えます。
そうですね。自分たちがどうすれば成功するのか、もっと良くなるかと、この2週間を過ごしてきました。自分たちがいい感触をつかめるように積極的にやってくれたと思います。
ーチームが向上していく中、さらに良くしていくための投げかけをしているのでしょうか?
それが仕事ですからね(笑)。(手をつけている部分は)たくさんありますよ。それを一つずつやっていく。グラウンドの作り方が自分たちの中でまだまだ正確ではないのでね。もっともっと自分たちのピッチの大きさ、形を作っていければ楽になると思うし、いろいろな連係もできてくる。そこのところを意識して2週間やってもらいました。
ーそういうことに言及できるぐらいまでにレベルが上ってきたということですか?
それは一人ひとりの目が同じにならなければいけないものなので。そこのところは今までと同じですよ。何が見えるか、どう見えるか、いつ見えるか。そういうものをどんどん高めていくとキリがないので。やることはいろいろあります。
ー特別指定選手として渡邉柊斗選手の受け入れが発表されました。全体練習にはまだ合流していないのでしょうか?
少しやったんですけど、まだ膝がいい状態に戻っていないようだったので、離れてしっかりとケガを治そうと。
ー前回の長崎戦はチーム状態が悪い中での対戦となりました。
自分たちはどんどん変化していかなければいけない、進化していかなければいけない。その過程にあります。今よりも次の試合ということで、だんだん変わっていく。1試合を取り上げる必要はないです。
ーチーム状態は上向きです。
一人ひとりの持つものがどれだけ大きくなっていくか、見えているものがどれだけ速く正確になっていくか、それからボールを扱う技術がどれだけ正確になっていくかということなので。足でやるスポーツですから大変ではあると思うけど、そこを丁寧にやることでだんだんと変化していく。それは最初から変わらないことです。
ーガブリエル シャビエル選手の穴は大きいのではないでしょうか?
シーズンの中で選手を欠く試合はあります。その中でどう戦うか、それだけだと思います。
ー「目がそろってきた」という選手の声を聞く機会が増えました。
「目」というのは何が見えるかです。“いっぱい”ではなく、“絶対”がいくつかあるわけで、それが見えてくるとそこからだんだん広がっていく。何を、いつ、どう見るか、それだけだと思うんですけど、それがはっきり見えてくるとどんどん良くなる。そこはずっとやってきていることです。
ー中断期間に加入した選手たちも目が見えるようになってきたと思いますか?
まあ一つではなく、たくさんありますから。それに、これは見ようとしなければ見えるようにならないんでね。うまくいっている選手たちというのはすごく素直に見出している。それによって成功が分かる。逆に言えば、失敗したと分かれば成功も分かるものです。そういう意味では、毎回修正していくことも大事です。例えば磐田戦で和泉(竜司)が決めたゴール、あれは完全に目がそろっていました。相手を外した動きでしたから。和泉もしっかりと見えていたと思うし、ジョーも見えていた。周りの選手も見えていましたよね。そういうものがどんどん増えていくと、面白いと思います。
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