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【インタビュー】行德瑛「示す時がきた」

106月

高卒1年目の昨季は5月に公式戦デビューを飾るも、以降は出場機会をつかめなかった。「今度こそは」という思いを抱き続け、常に自分に矢印を向けてフィジカル面の強化を図り、今年はリーグトップレベルのチームメイトたちと渡り合えるようになってきた。「ここでできなければ話にならないですし、そのためにこれまでずっとやり続けてきた」。自身の力を示し、チャンスをつかみ取るために、行德瑛は静かに闘志をたぎらせている。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集


6月5日に行われたルヴァンカップ プレーオフラウンド 第1戦の柏レイソル戦でメンバー入りを果たしました。どのような気持ちで試合を迎えましたか?

行德 ルヴァンカップでは1stラウンド 2回戦の大宮(アルディージャ)戦、3回戦の横浜FC戦もメンバー入りしましたが、出番がなく悔しい思いをしたので、「今度こそは」という思いが強かったです。試合は何が起こるか分からないので、いつ出番が来ても対応できるように、常に自分にフォーカスして準備を続けていました。


プロデビュー戦となった昨年のルヴァンカップ グループステージ 第5節のヴィッセル神戸戦は豊田スタジアムで行われましたが、今回のルヴァンカップはアウェイでの戦いが続きました。コンディション調整の難しさがあったのでは?

行德 いえ、そこまで難しさは感じませんでした。試合に向けて、普段と変わらず準備できたと思っています。


ルヴァンカップの3試合では結果的に出場機会はありませんでしたが、試合中、どのようなことを意識しながら試合を観ていましたか?

行德 相手の前線の選手の立ち位置だったり、自分たちがボールを失った時の相手の動き出しだったり、そういった位置関係を意識しながら観ていました。それと相手FWのプレッシャーの掛け方ですね。こっちのセンターバックに対してどのような動きでプレッシャーを掛けてくるのか、というところは注意深く観るようにしていました。


前半と後半で観るポイントは変わりますか?

行德 後半になると交代で新しい選手が入ってきますし、自分たちも選手交代によってシステムを変える場合があります。相手が戦い方を変えてくるケースもあるので、自分がピッチに入った場合をイメージしながら、試合の流れを追うようにしています。


対戦相手については、分析チームのスカウティング情報が共有されると思いますが、個人でも相手選手の特徴をチェックするのでしょうか?

行德 もちろんします。どの選手が出てくるのか予想するのは難しいですが、この選手はどういったタイプなのか、というところは映像を観ながら確認します。利き足をチェックしたり、カットインが得意な選手であればボールの運び方や動きを確認して、攻撃的な選手の特徴を頭にたたき込んでから試合に臨むようにしています。


柏とのプレーオフラウンド 第1戦は1ー1の引き分けでした。行德選手なりに試合を振り返るといかがですか?

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