8/5(日)、明治安田生命J1リーグ第20節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでガンバ大阪と対戦し、3-2で勝利。試合終了後、前田直輝選手、金井貢史選手、ガブリエル シャビエル選手が試合を振り返りました。
前田直輝選手
―今日の試合を振り返っていかがですか?
前節の最後は足をつってチームに迷惑をかけてしまいました。まずは仙台戦を終えて、足をひきづって歩く状態から、90分通して走れるように持っていってくれたトレーナー陣に感謝したいと思います。攻撃陣は3点を取りましたけど、最初の2失点がもったいないというイメージはあります。ただ、後半に逆転できる力があるということをうれしく思います。
―逆転ができた要因を教えてください。
一人ひとりが「止める、蹴る」、「相手に仕掛ける」、「ゴールを奪う」という共通理解を持っていました。今日はそこにプラスアルファで、すごくいい雰囲気を作ってくれたサポーターがいました。後半始まる時から、「1点取ったらこっちのものだな」と思っていました。スタジアムを一体にしてくれたサポーターにも感謝したいと思います。
―2点ビハインドの状況でハーフタイムを迎えました。
2-0というのは、サッカーの中で一番危ないスコアだと言われていますし、「1点取ったら何があるかわからないぞ」とみんなで話していました。ジョーがうまくPKを取ってくれて、あのワンプレーでスタジアムの雰囲気がガラッと変わったのかなと思います。そこから逆転できたことは本当に良かったと思います。
―後半はポジションが変わったことで、守備のタスクも変わりました。
仙台戦ではつってしまいましたけど、走力というのは自信を持っている部分です。試合が終わってからトラッキングデータを見たんですけど、「今日も一番走れてるよ」とみんなに言われました。その部分は前チームに感謝しているところです。集中力を切らさず、最後まで守備に貢献できているのかなと思っているので、継続していかなければいけないと思っています。
―チームへの適応という面でどのような手応えを感じていますか?
今のところはアシストやゴールなどの目に見える結果が出せています。ただ、もっともっと貢献できるところはあると思います。GKと1対1になりかけた場面でシュートを外していますし、GKにキャッチされているシーンもありました。ああいうところをもっと突き詰めていかないと、ジョーみたいにはなれませんね(笑)。
―ジョー選手がいるからこそ、ご自身が生きている部分もあるのでは?
ジョーは真ん中でターゲットになってくれますし、その周りで僕がゴチャゴチャってやったら相手は嫌だと思います。僕が裏に抜ければジョーがフリーになったりとか、ジョーにひきつけられて僕がフリーになったりとかもありますし、いい関係になっていると思います。
―前節に続き、得点に絡むパフォーマンスを見せました。
グランパスに来てから「ゴール前での質にこだわれ」と口酸っぱく言われていました。最後の部分を勢いでやってしまう癖みたいなのがあるんですけど、アシストのシーンは相手をしっかり見て、空いているスペースとジョーを見ることができました。いいプレーだったのかなと思います。ただ、そこ以外のシーンで決めきる力がまだまだないとも感じています。
―チャンスシーンを作れているのは一つの手応えでは?
いいパスが来るので。自分が動き出せば足元にピタッとつけてくれる人がいるので、動き出しがいがありますね。
―3連勝が掛かる次節に向けて、意気込みをお願いします。
次節だけではなく、今後の試合すべてが勝たなくてはいけない試合だと思っています。全試合勝ちたいと思って全員が準備していますし、次の試合だけではなく、全部勝つために準備をしていきたいと思います。
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