本日7月30日(月)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第19節のベガルタ仙台戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。
※動画のみ有料となります。
風間八宏監督
―札幌戦は台風の影響で延期となりました。
スケジュールに従っていくしかありません。試合が延期になって良かった、悪かったというのはないです。
―新戦力を加えての練習時間が伸びた側面もあるのでは?
それもありますけど、逆に試合をやった方が良かったかもしれません。それは何とも言えないところですね。もちろん試合がある想定で予定を組んでいたわけですし、準備をしてきました。とはいえ、次の試合のためにいろいろなところを変えないといけないので、その準備は必要です。
―この期間で変更した部分があったのですか?
何かを変えるということではないです。相手が違うので、頭の中を変えなくてはいけません。
―昨日の練習では少ない人数で守るトレーニングを行いました。
どのチームと試合をしても、そういう現象しか起こり得ません。ピンチの部分は結局そこしかないので。自分たちが押し込んだ時に、少ない人数でもしっかり守らないといけませんから。もちろん、まずは(ゴールを)仕留めることですけどね。
―選手たちの反応はいかがでしたか?
自分たちがどう勝つかだから、そこは当たり前の部分でもあります。「自分たちの意思を声にすることでつながる」とずっと言っていて、それがだいぶ出てくるようになったと思います。
―攻撃でもいい流れが出てきた印象です。
だからこそ仕留めきらないといけません。この前の試合でも、仕留めていないからカウンターを受けてしまった部分がありました。決めきることができれば差をつけることができるし、逆に決めきれなければ守備をしなくてはいけません。そこの部分は大事なところです。ただ、崩せるようになっているのは間違いないです。
―昨シーズンの8月は攻撃陣が結果を残しました。
去年のことはもう忘れたから(笑)。チャンスはこの前の試合でも十分にありました。キーパーしかいない場面は何回も作れているので、チャンスを得点に変えられるかどうかが一番大きなところだと思います。
―開幕時から比べて、攻撃の向上を感じているのでは?
どこまでコンスタントに続けられるかが一番です。最初の頃の試合では、それが途切れる場面がいくつかありました。選手が常に自分のパフォーマンスを出せるようになればこのチャンスの数を維持できると思いますし、得点が近くなると思います。
―チーム全体の競争が激しくなっているのでは?
それが一つの新陳代謝ですね。新しい選手が入り、それぞれが争うことで活気が出る。それは当たり前のことですし、これをずっと続けたいと思います。
―新たに加入した金井貢史選手に期待している部分を教えてください。
サイドバックを本職とした選手がうちには少ないというのが一つ。もう一つは、彼がボールを持ったサッカーに適した選手だということです。その中で、どのようなパフォーマンスを見せてくれるかですね。多少の時間は掛かると思いますけど、期待しています。
―選択肢が増えたと感じていますか?
まだまだ、個人の力は足りないと思います。「これでいい」というわけではないので、選択肢というよりも、まずはどれだけコンスタントに相手を操れるか。それが十分かと言えば、まだまだ足りない。ただし、選手の中でそういう意識が芽生えてきたことはこれまでのチームと違うところですし、前進だと思います。
―8月は過密日程となっています。
自分たちがどういうサッカーができるかで、疲労も変わってくると思います。決めきるところ、やられてはいけないところを自分たちでコントロールできれば、まったく違う連戦になると思います。自分たち次第だと思います。
―試合序盤の戦いがカギを握るのでは?
そのとおりですね。それはいつも言っていることですけど。この前の試合も1点取っていれば差がついたかもしれません。相手が守っていても、崩せるだけのクオリティーはあります。なのでそこの不安はないです。ただ、何回も言いますけど、チャンスをゴールに変える作業は一人ひとりが落ち着いて、強い気持ちを持ってやらないといけません。この部分を選手に期待したいと思います。
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