6月27日(水)、チームはトヨタスポーツセンターでトレーニングを行いました。
練習終了後、和泉竜司選手と八反田康平選手が取材に応じ、翌日に迫った天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会 第2回戦 奈良クラブ戦 ペナルティーマークからのキック(PK方式)やり直しに向けた思いを語っています。
和泉竜司選手
―PK戦のやり直しにはどのような意識で臨みますか?
1回のチャンスしかないので、そこにしっかりと集中したいですね。決めて当然という側面もありますし、緊張感もあります。蹴るとなったら、自信を持って蹴りたいと思います。
―午前中はいつも通り練習して、午後はPK戦という特殊なスケジュールになります。
初めての経験ですし、これから経験することもないことだと思います。そういう意味では、経験できないことを経験できるので、そこはプラスに捉えたいと思います。PKでもしっかりと勝つことが重要だと思いますし、次につながるように取り組みたいですね。
―ご自身の感覚はいかがですか?
練習試合では外してしまいましたけど、本番はまた別というか。キーパーとの1対1で、他に相手はいないので、狙ったところに蹴れればと思います。集中してやりたいですね。
―相手キーパーの分析も行っているのですか?
特に分析はしていません。人によっては蹴るところを決めて、そこを目掛けて蹴ることもありますし、キーパーをある程度見ながら蹴るところを決める人もいます。キーパーの方でも、先に動く人、動かない人がいます。どうなるかはわかりませんですけど、相手を見つつ、自分の狙ったところに蹴れるように、その一蹴りに集中したいと思います。
―練習では決めている選手が多い印象です。
そうですね。決めて当然という部分は少なからずあると思います。ただ緊張感など、その時の状況によって大きく変わってくる部分もあります。そこでいつもと変わらず、練習通りにやれればいいと思います。止められたとしても、ミッチ(ランゲラック)が止めてくれるという安心感もあります。蹴る人はしっかりと自信を持って、最終的に勝てればいいと思います。
―来場するサポーターに向けてメッセージをお願いします。
10分くらいで終わってしまうかもしれませんけど、しっかりと勝つことが大切です。PKでも勝ちは勝ちですし、次につながるので。そのために自分たちは勝ちにいきます。少ない時間ですけど、応援してもらえればありがたいです。
八反田康平選手
―明日28日(木)にPK戦のやり直しが予定されています。現在の心境を教えてください。
明日は午前中に練習もありますし、PK戦に向けて特別なことをしているというわけではありません。やり直すということになったので、チーム全員がしっかり勝って進みたいという気持ちを持っていると思います。
―今回の決定は特殊なケースだと思います。戸惑いはあったのでしょうか?
前例がないのでどうなるかがわからない部分はあります。やってみるしかない、というのが正直な感想です。結果的には一回負けてしまっているんですけど、こうやって勝つチャンスがあるので、この機会をしっかり生かしたいと思います。
―チームはPKの練習にも取り組んでいます。感覚はいかがですか?
プロになってからはなかなかPKを蹴る機会がありませんでしたね。今日の練習ではポストに当ててしまいました。明日は枠内にしっかり入れて、ミッチが止めてくれるのを願うだけです。
―練習試合も含めて、チーム全体としては成功率が高い印象です。
そうですね。決めている選手が多いので、いつも通りやれればいいですね。ただ、試合を90分、延長戦と戦ってからPKを蹴るわけではないという部分はあります。相手はこのPKのためだけに来るので、相手の方が気持ちが入っているかもしれませんけど、それに負けないようにやっていきたいです。