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明治安田生命J1リーグ第30節 広島戦後 監督会見

179月
9月17日(土)、明治安田生命J1リーグ第30節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでサンフレッチェ広島と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


選手は中2日、1週間の中で3試合目という状況で本当にしっかりと闘ってくれたと思っています。上位のチームとの連戦になり、今日のサンフレッチェ広島戦に負けなかったことは力の証明になったとは思いますが、勝ちきれなかったということも現実です。まだまだ、力不足ということだとも思います。引き続き、しっかりと休んだあとにまたトレーニングをして、今シーズンの課題である決定力という部分を。今日も後半にビッグチャンスが作れていたと思っていますので、引き続きチャンスを増やすということと、最後を決めきるということを(やっていきたい)。もちろん、広島も非常にいいディフェンスでタフなチームではありましたが、そこで点を取らなければ上位、優勝という結果を出すことはできないと思います。残りのシーズン、切磋琢磨しながらチームの底上げをしたいと思います。

 

ー課題の決定力について、監督としてはチャンスの数を増やすことに取り組むのか、シュートの決定力を上げるのか、どの部分に注視したいとお考えでしょうか?

感覚を研ぎ澄ますしかないと思いますので、そういったトレーニングをしたいと思います。

 

ー森下龍矢選手は中へ入っていく動きの意識が高いと思います。彼のような動きをほかの選手にも求めていきたいですか?

それを求めるのはなかなか難しいと思います。森下の今シーズンの成長という部分と、チームとして相馬(勇紀)、森下は武器になると思っていますので。そういう意味では今日も両サイドからチャンスを作ってくれていたと思います。

 

ー感覚を研ぎ澄ませるということは、ゴール前での冷静さなどをトレーニングから意識てし取り組んでいくことなのでしょうか?

感覚だと思います。連戦の状況でなかなかシュート練習に時間を割けませんでしたし、その中で最後の部分での踏み込みやパワーが少し出せなかったと思います。そこをチームとして少しでも感覚を研ぎ澄まして、少しでも確率を上げるトレーニングに取り組むしかないと思っています。

 

ー途中出場したレオ シルバ選手を交代させたのは、戦術的な意図があったのでしょうか?

コンディションがあまり良くなかったので(交代させました)。(ヴィッセル)神戸戦での打撲が少し影響していたのではないかと思います。ちょっと試合に入りきれていなかったため、少しかわいそうなことはしましたが、交代は仕方なかったかと思います。

 

ー今日は激しいシーンが多く、川崎フロンターレ戦から続く闘志のようなものを選手たちは見せてくれたのではないでしょうか?

川崎戦でやれて広島戦でやれなければ、本物とは違うということになります。川崎戦でやれたことを広島戦でもやることが大切だと選手たちに話し、選手たちも、このあと(リーグ戦の)中断があるということもあり、しっかりと力を出しきってくれたのではないかと思います。

 

ー今シーズンはいい試合をした次の試合が難しい試合になることが多かったと思います。その点で、結果は2試合連続引き分けとなりましたが、内容自体は良かったのではないでしょうか?

観ている皆さまからそう言ってもらえることが一番だと思いますが、ここで勝っていかなければ上位だとか優勝というものに手が届かないと思います。ああいう状況の中で決めきる力をしっかりと付けていかなければいけないと思っています。これは点を取れているチームでも、決定力、得点力というものはまだ(求めている)だと思いますので、引き続き、そのあたりをトレーニングの中で、いろんな意味での刺激を与えながら取り組みたいと思います。

 

ー永木亮太選手が初先発となりました。今日の評価をお聞かせください。

川崎戦の後半すごく良かったので、そのまま永木をスライドさせました。

 

ー前節の後半で良かった選手や控えに入った選手の力を使い、チームとして成長が見られたのではないでしょうか?

練習で良かった選手を起用する、メンバーに入れるという話をしていますので、トレーニングで頑張った選手を引き上げて試合でも起用したいと思っています。

 

ー日本代表に選出された相馬選手が、「監督から仕掛けが少ないと言われた」と話していました。今日は積極的な仕掛けが見られたのではないでしょうか?

前節の川崎戦もすばらしかったと思いますし、今日もいいプレーをしたと思います。