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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第5節 清水戦後 監督会見

234月
4月23日(土)、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージの第5節が行われました。名古屋グランパスはIAIスタジアム日本平で清水エスパルスと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督がオンラインでの会見に臨みました。

長谷川健太監督


選手が本当によくやってくれたと思います。タイトな日程の中、また今日は気温も上がりタフなコンディションだったと思いますが、その中で普段なかなか出番のない選手も含め全員がチームとして闘えました。これが今日の結果につながったと思います。ただ、選手たちにも話しましたが、まだ予選突破が決まったわけではないので、次の(ルヴァンカップグループリーグ)最終戦、徳島(ヴォルティス)戦でしっかりと自力で突破を決めるということが大事だと思います。引き続き、引き締めて闘っていきたいと思います。


ーハーフタイムに2選手を交代した意図を教えてください。あの交代は戦術的なものだったのか、コンディションを考慮して事前に考えていたものだったのでしょうか?

中谷(進之介)に関しては予定どおりの交代です。吉田温紀に関してはよくやってくれたと思いますし、良ければもっと(出場時間を)引っ張ろうとは思いましたが、よく半分持ってくれたと思います。途中で、少し白くなりかけているかなと思いつつも、なんとか周りの先輩に声を掛けられながら頑張って仕事をしてくれました。彼も時間どおり、しっかりとやってくれました。45分以上やってくれればと思っていたので、自分の出場している時間でしっかりと仕事をしてくれたと思います。


ー甲田英將選手はサイドではなく中央でのプレーとなりました。今日の評価をお聞かせください。

今日のように仕掛けるということ、終盤のタフなコンディションの中で彼のドリブルというところが非常にいいのではないかと考え、あの時間帯に起用しました。期待どおりにプレーしてくれたと思っています。


ー甲田選手の仕掛けがPK獲得につながりました。

入る前に狙いを甲田に伝え、それをしっかりと彼が消化して試合に入ってくれました。あの仕掛けがあって、森下(龍矢)のクロスにつながり、それが相手の手に当たってPKを獲得しました。もちろん、それまでもタフなコンディションの中、先発で出場した選手が頑張ってくれていたのですが、(途中出場の)フレッシュな選手がまたチームに活力を与えてくれたと思います。

 

ー甲田選手にはどのような狙いを伝えたのでしょうか?

仕掛けのところですね。狭いスペースでも彼はボールを受けられるので、狭いスペースで受けようと。あの時間帯にドリブルを仕掛けられるのはこのコンディションの中で(相手の)ディフェンス陣にとっては嫌だと思いますし、あの狭い中でターンができて仕掛けられるのが彼の持ち味だと思いますので、そういうプレーを出すよう話をしました。


ー今シーズン初先発という点では河面旺成選手もセットプレーで特長を見せました。

彼のプレーは実際にはまだ2回しか練習試合をやっていないので、全くの未知数で。もちろんフィードがうまいのは練習でわかっていたのですが、どこまで(体力が)持つかもわからなかったので、このコンディションでよく最後まで持ってくれたと思います。技術のある選手は体力をうまく温存しながらもしっかりとプレーできるのだと、改めて河面のプレーに驚かされました。


ー(PKによる)同点につながった流れに、監督の目指すファストブレイクというものがある程度詰まっていたように感じました。

そうですね、相手がブロックを作る前に攻めきりたいというのが点を取るための大事な要素です。あのような得点をもっと増やしていきたいと思っています。


ー後半に柿谷曜一朗選手と甲田選手を投入して攻撃の精度が上がったように感じました。それまでの展開も含め、今日はどのようなプランだったのでしょうか?

もちろん前半から点を取ってくれればと思っていますが、清水(エスパルス)も最近のゲームを見ていると非常にいいゲームをしているので、簡単ではないと思っていました。前半を0-0で折り返したことは、自分たちにとって大きな結果だったと思います。今日は勝たなければ予選突破が苦しくなるゲームでしたので、なんとか終盤、どんな形でももぎ取れればと考えていましたが、本当に交代で出た選手がしっかりと仕事をして先制ゴールを取ってくれたと思います。