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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節 清水戦後 監督会見

222月
2月23日(水・祝)、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージの第1節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで清水エスパルスと対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督がオンラインでの会見に臨みました。

長谷川健太監督


勝点3を最後まで目指したのですが、なかなか最後のところで1点を取ることができませんでした。立ち上がりは清水エスパルスが少し混乱していたので、前半15分くらいのまでのチャンスで決めていればとは思っていますが、たらればを言っても仕方がありません。

 

後半は1点を取る展開となりましたが、いい形を何度か作ることができました。そういう意味では開幕戦に続く試合ということで、内容として若干(コンディションを)上げることができたのかなと。練習をしっかりやり、内容と結果を追い求めながら次の(サンフレッチェ)広島戦に向けて準備をしていきたいと思います。

 

ー今日はゴール前でいい攻撃の形が見られたと思います。ゴール前に至るまでの過程をどう見られていたのでしょうか?

チャレンジをして清水エスパルスのプレスに引っ掛けられることもありましたが、全員がやろうとすることにチャレンジしてくれたと思います。うまくいった部分といかなかった部分があったと思いますが、そのことが大きな収穫だったのではないかと。なぜうまくいかなかったかというところを、ゲームをしながらつかむことができたと思いますので、できなかったところは次に向けしっかりと修正したいと思います。

 

ー開幕戦とはメンバーが異なり、攻撃の作り方という部分でも違いがあったかと思いますが?

メンバーによって差が出てくると思っていますが、チームとしての大枠は決めてやっています。その中で個の良さをどんどんチームに還元していくような形にしていきたいと思っています。

 

ー後半残り10分くらいから甲田英將選手がプロデビューとなる出場を果たしました。特長であるキレのある動きを見せていたと思います。彼の評価をお聞かせください。

非常に良かったと思います。甲田の良さを短い時間でしっかりと表現してくれたと思いますし、次につながるプレーをしてくれたと思っています。ドリブルからのシュートなど、短い時間の出場でシュートまで持ち込むのはそう簡単ではありません。最後は清水も片山(瑛一)選手を左のサイドバックに入れてきましたが、その中でクロスを上げたりシュートを打ったり、彼の良さを出せたことは大きな収穫だったと思います。あのような場面で結果を出す選手を次も起用したいと思います。


ー甲田選手が出場したことで、ほかの若い選手への刺激にもなったのではないでしょうか?

ぜひそういう刺激を受けてもらいたいと思っています。若い選手は、簡単には試合に出られないと思います。(レギュラーには)それだけの選手がいて、そこに割って入るのは簡単なことではありませんが、今日の甲田のようにやれば自分の良さが出せる。「あいつがやれるなら」という気持ちをほかのプレイヤーにも持って欲しいと思います。


ー後半25分過ぎにセンターバックの藤井陽也選手に代え、チアゴ選手を投入しましたが、その意図を教えてください。また、頭を打って意識が朦朧としているように見えた相馬勇紀選手の状態は伝わっているのでしょうか?

セットプレーでの一発に期待をしてチアゴを入れました。(相馬選手の)状態はわかりません。今、病院で検査を受けています。

 

ー今日はチャンスメイクの部分でいい形がありながらフィニッシュまで持ち込めないシーンが目立ちました。監督からはどのような指示を出し、修正しようとしていたのでしょうか?

最後の部分はまだ詰めきれていない面があります。今はチャンスをどれだけ増やすかということに取り組んでいます。できた部分と、まだまだ精度が足りない部分。最後のラストパスの精度が低いという部分はこだわらなければいけないと思いますし、中への入りという部分でも枚数がまだ少ないと思っています。その最後のところの迫力をゴール前で出していけるよう、今後も詰めていかなければいけません。これは年間を通じての課題だと思っていますし、一戦ごとに積み上げていかなければいけないことだと思っています。また、今日はミドルシュートも何本か打っていました。ミドルシュートを打たない、打てないチームもある中で、グランパスにはシュートを打つ意欲を持った選手が多くいます。「あわや」というシュートはあまりありませんでしたが、外枠からのシュート精度がもっと上がれば、ボックス内での決定機も増えてくると思っています。