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2022明治安田生命J1リーグ 開幕対戦カードオンライン記者会見

152月

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2月15日(火)、2022明治安田生命J1リーグ 開幕対戦カードオンライン記者会見が行われました。グランパスからは柿谷曜一朗選手、開幕戦の対戦相手であるヴィッセル神戸からは大迫勇也選手が登場。今シーズンの抱負などを語りました。


ー昨シーズンは両チームともに上位争いを演じました。優勝するためにはどんなことが重要になると感じましたか?

柿谷 優勝するために毎年取り組んでいることは、キャンプから通じて、全員が全力でプレーすることだと思います。どこのチームも「優勝するために」という思いでやっているので、プロの世界、そういう選手たちが一生懸命試合をしている中で、これをすれば優勝できるというのを見つけることはなかなか難しいです。ただ、開幕戦というのがそのあとのチーム状況をどれだけ良くするか。僕も長くプロ生活をしている中で、やっぱり開幕戦でいいゲームをできれば、そのあとにもいいゲームをたくさんできるのではないかと思っています。


大迫 1試合1試合の積み重ねだと思うので、1試合1試合勝点を積み重ねられるように。そして、一人ひとりがチームのために、チームが勝つためにどれだけ犠牲を払えるかが大事だと思っています。1試合1試合勝ちを積み重ねたいと思います。


ープレシーズンキャンプではどのような取り組みをしてきたのでしょうか。

柿谷 まず監督が変わって、去年までのやり方ではなくなったので、しっかりとコミュニケーションを取りながら、選手間もそうですけど、スタッフも交えて目指す方向、サッカーの方向を確認できたキャンプだったと思います。新型コロナウイルスの影響で練習できない時期が少しありましたが、それでもオンラインでのトレーニングを通じて、全員がしっかりとトレーニングできました。問題なく、開幕に向けてしっかりと準備ができているかなと思います。


大迫 僕はキャンプに参加することができなかったんですけど、去年からの積み重ね、去年をベースにして、プラスアルファで新加入選手がチームの底上げをしてくれると思うので、開幕戦が楽しみですし、早く試合をしたいです。


ー今シーズンのチームのストロングポイントを教えてください。

柿谷 長谷川(健太)監督のスタイルは、攻撃でも守備でも非常にアグレッシブに自分たちから仕掛ける、90分間とおして熱いサッカーをするというところで、選手たちはそれを理解しています。去年との違いはやっぱりボールを奪いにいくというところだと思います。ゴールを奪いにいくという姿勢を90分間とおして見せられるのではないかと思いますし、そういうサッカーを見せるためにキャンプをとおして全員が意識して練習してきました。


大迫 主導権を握れるように、どういうふうにサッカーをしていくかを話しています。その中で、主導権を握りながら常にゴールを奪えるような脅威を与えられるように、意識して取り組んでいます。


ー(柿谷選手へ質問)個人的にコンディションの部分で出遅れてしまったところがあったと思いますが、今の状態はいかがですか?

柿谷 年末に盲腸(急性虫垂炎)になってしまい、少し出遅れた感もありましたが、キャンプの途中で合流でき、全体練習もしっかりこなせるようになったので、コンディション的には全く問題ありません。開幕に向けて100パーセントの準備ができているかなと思います。


ーお互いのチームの印象はいかがですか?

大迫 監督が変わっているので、どういうサッカーをするのかは正直わからない部分もありますけど、個々の選手がそろっているので、全ポジション注意しなければいけないと思っています。ただ、大事なのは自分たちがいかにプレーするかなので、そこにフォーカスして取り組みたいです。


柿谷 ボールをしっかりと握るということに関しては、少し群を抜いているかなと思います。そこに大迫選手や武藤(嘉紀)選手といった日本を代表する選手がゴールを奪いにくるということは本当に脅威です。うちとしてはなんとしても止めなければいけないところだと思います。リスペクトすべき選手がかなり多いので、試合をするのが楽しみです。僕たちも勝つためにしっかりと準備してきたので、今から相手がどうとか、こっちがどうというよりかは、開幕戦を楽しみたい。自分たちが楽しむことによって、こういう状況ですけど、サポーターの皆さんも(楽しんでもらえる)。それこそ神戸の槙野(智章)を観たいとか、いろいろなサポーターがいる中で、自分たちも一人ひとりが主役だと思って、Jリーグを盛り上げていける試合だと思っているので、本当に楽しみで、待ち遠しいです。


ーお二人は同年代で、若い頃から活躍してきた選手です。お互いの印象はいかがですか?

柿谷 僕がどうこう言う前に、日本のエースですから。止めるのは非常に難しいですし、いろいろな得点パターンを持っていて、どの状況でもゴールを奪える選手です。同じ時期に日本代表に選ばれた時も、大迫選手のすばらしいところは僕には真似できませんでした。リスペクトすべき選手ですけど、試合をやるとなればそこは関係ありません。自分が大迫選手より点を取って、勝つためにしっかりと準備したいと思います。


大迫 いろいろ気を遣っていただいて申し訳ないですね(笑)。柿谷選手は昔からすごく有名な選手で、天才。僕はずっと追いかけてきた立場でした。今も名古屋で違いを作るプレーを見せていますし、本当に注意が必要な選手なので、しっかりとチーム全体としていい対応をしなければいけないと思っています。


ー(大迫選手への質問)代表活動があり、チームへ合流したのはキャンプ終了後でした。新戦力との連携など、調整具合はいかがでしょうか。

大迫 僕はある程度(新加入)選手を知っていますし、もともとプレーしたこともあったので、そこは問題なく、大丈夫だと思います。そして代表で2試合できたので、そこは個人のコンディション的にもすごく良かったかなと感じています。


ー(大迫選手への質問)新しい選手が入ることによってチームにどのようなプラスアルファが生まれると感じていますか?

大迫 すごく特長を持った選手が入ってきてくれたので、ヴィッセル神戸でその特長を出してほしいですし、自分が思ったことをどんどんチャレンジしてほしいなと思います。


ー(柿谷選手への質問)今シーズン、扇原貴宏選手が神戸に加入しました。元チームメイトの山口蛍選手と扇原選手がいるチームと開幕戦で対戦することについてどのように感じていますか?

柿谷 僕がセレッソ大阪時代にたくさん点を取れたのは蛍とタカのおかげなので、正直、神戸の前線の選手が羨ましいなと最初は思いました。ただ、試合するにあたって2人のいいところを潰すのも僕の役目でもあります。去年もそうですけど、たくさん思い出深い試合があった中で、1年間闘ってみて非常に楽しかったですし、また今年もいろいろなチームとやることによって、いろいろな選手とやって、思い出に残るような試合をできるのではないかなと思います。彼ら2人はセレッソの時の後輩ですけど、Jリーグを代表する選手になったので、勝負するのが本当に楽しみです。


ー改めて開幕戦への意気込みをお願いします。

柿谷 勝つことだけを考えて、チーム全員でハードワークして、一人ひとりがチームのために走ることを90分間出せればいい戦いができると思います。残り1週間、しっかりと準備をしたいと思います。


大迫 開幕戦なので勝って勢いをつけられるように、本当に大事なゲームだと思うので、いい準備をしたいなと思います。

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