グランパスのオフィシャルフォトグラファーを務める2人にフォーカス。14年に渡ってグランパスを撮り続けている本美安浩さん、ホームゲームに加えてアウェイゲームにも帯同している黒川真衣さんに、今シーズンに撮影した写真の中からベストショットを選んでいただきました。写真家ならではの視点で書かれたキャプションとともに紹介していきます。今回は黒川さんのベストショットをお届け!
黒川真衣
日韓W杯に感銘を受けスポーツフォトグラファーに憧れ、中京大学体育会サッカー部に撮影交渉。大学生を撮影する中でご縁をいただき、月刊グランでグランパスの撮影を始める。2011年10月より名古屋グランパスオフィシャルフォトグラファーに就任。好きな選手はドラガン・ストイコビッチ氏。趣味はお着物、SNSで猫動画を観ること。
■1/17 新体制発表会
2021シーズン新体制発表会での1枚で、新たに加わった選手たちが初めてグランパスのユニフォームを身にまとい、ファミリーの皆さんにお披露目された瞬間です。新型コロナウイルスの影響などにより全選手はそろいませんでしたが、「いよいよ新シーズンが始まるな」という期待を感じました。
■3/13 第4節vsヴィッセル神戸 @ノエビアスタジアム神戸
アウェイ3試合目にして、今シーズン初めてビジター席が設定された第4節の神戸戦。西村弘司広報が初めての試みとして「ファミリーの皆さんを背景にして試合開始前の集合写真を撮影してみませんか?」と提案してくれたんです。ファミリーとの一体感が生まれた1枚になりました。
同じ試合になりますが、試合終了後の写真もお気に入りです。丸山祐市選手の満面の笑み、武田洋平選手が隠れている様子、前田直輝選手が点を決められなくて謝っている姿など、それぞれの選手の個性や性格が出ていて、雰囲気の良さが伝わる写真も撮影できました。
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