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明治安田生命J1リーグ第15節 柏戦後 監督会見

205月

5/20(日)、明治安田生命J1リーグ第15節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで柏レイソルと対戦し、2-3で敗戦。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。


風間八宏監督


全体的には非常にいいゲームだったと思います。自分たちらしく、自信を持って相手を攻め込んだ。ただしその中で、全く相手に攻められていないところで自分たちのミスを出してしまった。これは反省しなければいけないと思います。


―最下位で中断期間を迎えました。ここから再開までの約2ヶ月で、どこを改善すべきとお考えでしょうか?

一つは今日の試合、この前のガンバ戦、それからいくつかの試合であったように、我々の特長であり、何が一番のベースであるかと言えば、やっぱり「止める」。ボールがしっかり止まっている時は相手をしっかり操れているので、そこのところを徹底してやりたいなと。「止める」と「運ぶ」が変われば、今日のようにペナルティーエリアの中に何度も入っていきますし、いろいろな武器がはっきりしてくるので、そこのところはしっかりやりたい。そして流れですね。流れの中で自分たちがミスを出さないようにする。これはチームより個人の問題です。何を選ばなければいけないか、何をしてはいけないかということにしっかり着手していかなければいけないと思いました。


―これでリーグ戦13試合、勝利がありません。監督として、なぜ勝てないとお考えでしょうか?

今言った通り、いくつかの要因があると思います。一つではないですね。細かいことは言いませんが、ミスを出してはいけないところでミスを出してしまう。前節の長崎戦でもそうですが、立ち上がりの失点。それはどういうことかと言えば、チームで起こったことではない。そこの中の個人のところ、そこの力量はしっかり上げなければいけません。そこが一番大きな要因ではないかと思います。今日は攻撃的にはすごく良かったですけど、そこのところをもっと高め、しっかり点を取らなければ勝てません。そこのところは高めていきたいと思います。


―個人のミスに対する話もされています。現状として、戦力は十分だとお考えでしょうか?

それは難しいですけど、このサッカーをやる上では、やはり必要な技量というものがあります。そこのところをチームとして考えてくれていますが、いろんな部分で増やしていかなければいけないと考えています。


―ここからの中断期間で、選手に最も求めたいことは何なのでしょうか?

闘うことですね。どう闘うかというと、自分たちの武器を持って闘うのですが、その前にチームの中での競争をもっと高めていきたい。最初は若い選手を入れて活性化しましたけど、今度はその中から誰が本当に力があるのかということで競り合っていかなければいけないのがプロです。なので、そこのところの競争をもっと高めていきたいと思いますし、高めなければチームでない。ミスも出てしまいますので、厳しいグラウンドにするために、すべてをやっていきたいなと思います。


―ゴールを決めた玉田圭司選手への評価をお聞かせください。

タマ(玉田圭司)は元からボール扱いのうまい選手ですけど、コンディション的になかなか上がってこなかった。それでも彼は着実に高めてきてくれたので、今日はスタートから出しました。90分、本当にチームのために闘ってくれたし、闘うということを身をもって見せてくれた。素晴らしいプレーだったと思います。