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明治安田生命J1リーグ第30節 大分戦後 監督会見

269月
9月26日(日)、明治安田生命J1リーグ第30節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで大分トリニータと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


前半は特に内容も伴うゲームを一方的に行い、しっかりとリードすることができました。前半はもちろん、後半も引き続き、リードを広げることができたらもっと早い段階で試合を決定づけることができたかもしれませんが、相手の良さを出されてしまいました。ただ、連戦の中で90分をとおしてすべて予定どおりの戦い方をするのは簡単ではないと話していましたし、常に統一した意識を持っています。そういう時間帯がきた時にはしっかりと受ける。それはこの試合に限らず今持っている感覚ですし、徹底しチームとしてやりきれた、そういうゲームだったと思います。


―今日はメンバー選考を含め予定したゲームができたのではないでしょうか?

攻守両面においてどういう形を作るべきかというところで、決めなければ得点にはなりませんが、ずっと押し込んだ展開でした。ただボールを持たされたというわけではありませんでした。ポゼッション率の数字も高い中でいい形を多く作り、いくつチャンスがあったかということではありませんが、数え切れないくらいずっと攻めていた時間帯が前半は特にありました。その中で相手のいいところ、クロスを上げられると危ないということはわかっていたのでそこを抑えること。ファウルの数を見ても、名古屋が何度ファウルをしたかという部分でも少ない数字でした。フリーキックを与えれば相手には背が高く、怖い選手がいますので、そういう部分も含め気をつけて闘えたのではないでしょうか。試合への入り方をよく理解し、闘ってくれたと思います。


―今日でJリーグでの年間無失点試合の記録(19試合)を更新しました。その感想と、要因についてお聞かせください。

今日のような形で1ー0が2ー0、3ー0で終わってもおかしくない試合をやりながら、そういう記録が出たことはいいと思います。もちろん失点しても我々に得点が入っていればいいのですが、相手(の守備)がいいと守りきられてしまうこともあります。もしくは、0ー0の状況からまさかの一発を食らってしまったり、1ー0でリードしていても最後にやられたりするのは、今日も得点の形としてはあり得ることでした。そういった中で、堅い守備がしっかりと機能しているのは武器ですし、自信を持って良いこと、評価できることだと思います。


―今日の勝利で監督自身としてJ1リーグ通算100勝を達成しましたが、その感想をお聞かせください。

明確で、きりのいい数字である100勝ということで、次は101勝、その次は102勝と一つずつ数字を積み重ねていきたいという気持ちがありますが、これまでなに一つ簡単な勝利はありませんでした。Jリーグは勝つことが難しいリーグだと思います。そこで、こういった数字を残せたことはうれしく思います。この数字をもっと増やせていける感触のあるチームを、選手、クラブと一緒に築けていると思いますので、より勢いを伴いこの数字を伸ばすことができるよう、日々の仕事をしていきたいと思います。