稲垣祥選手
ー苦しい試合展開となりました。試合の流れをどのように変えていこうと考えていましたか?
前半で2失点してしまいました。先に失点してしまうと、自分たちらしく闘いづらくなってしまいます。常に主導権を握られていたわけではなく、ちょっとした隙、緩みを突かれてしまいました。そういうことがあると、自分たちが勝点を積み重ねていくのは難しいと思います。
ーリーグ戦では、3失点した前節のサガン鳥栖戦に続き、複数失点を喫しました。堅守を誇ったリーグ前半戦と比較し、どこに原因があると感じていますか?
一つではないと思います。失点しているからといって、単に守備に綻びがあるというわけではなく、攻撃が関わっている面もあります。やはり自分たちらしくゲームを進めて勝点を重ねていくには隙を見せず、逆に相手の隙を突いて得点を奪うことが重要な要素になります。そういう意味で、今日のように一瞬の隙を突かれて失点を重ねてしまうと、難しいゲームになってしまいます。ああいった前半になってしまうと、自分たちらしく闘うのは難しくなると思います。
吉田豊選手
ー相手のフォーメーションとのミスマッチで手を焼いたのかなと思います。
ミスマッチというよりも、キックオフの笛が鳴ってから、相手のプレスや気迫というところで自分たちが少し引いてしまったというか、受け身に回ってしまったのかなというところがありました。(前半は)追い風だったので、相手の勢いを消して、自分たちが勢いを出していかなきゃいけない、前半で勝負をかけようというところはあったんですけど、それが逆になってしまって、2失点につながってしまったのかなと思います。
ー想定していた試合展開や相手のやり方との違いはどのように調整していったのでしょうか?
前半は2失点してしまったあとの流れが悪かったので、それ以上の失点を絶対にしないようにしていこうというのがありました。前半の後半らへんは相手が少し落ち始めてきたので、そこで1点を取りたかったと試合中に話してしました。そこで取れなかった分、後半にもっともっと勝負をかけてまずは1点を取って、流れをつかもうというのはありましたけど、それもうまくいかずに1点も取れなかったので、後半も自分たちのリズムがそこまで出なかったのかなと思います。
ー相馬勇紀選手がU-24日本代表から帰ってきてすぐに出場しました。彼の生かし方は普段よりも気を使いましたか?
そんなこともないですね。(齋藤)学にしても、マテちゃん(マテウス)にしても、ほかの選手もストロングポイントは多少似ている部分があって、1対1で仕掛けて勝負をかけるというのは相馬のストロングポイントでもあるし、ほかの選手も持っているので、そこはいつもどおりにやりました。そこまで気を使ったところはないですね。