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【インタビュー】西村弘司広報が明かす激闘の舞台裏

117月

『INSIDE GRAMPUS』ではタイでのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージに帯同した西村弘司広報へのインタビューを実施。試合、練習、ミーティング以外はホテルの自室で過ごさなければならないなど、新型コロナウイルス感染対策を徹底して開催された今回のACLはどのような大会だったのか。約3週間に及ぶ激闘の舞台裏を語ってもらった。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


ACL帯同、お疲れさまでした。日本に帰国した今、大会を改めて振り返っていかがですか?

西村 中2日という同じテンポで試合が続いたので、「次の準備、次の準備」と考えているうちに時間が過ぎていきました。終わってみれば、意外と短かったかなと。試合日の間にある2日は、試合の翌日と試合の前日。自分の仕事は決まっていたので、「翌日はこれをやって、前日にはこれをやればいいんだ」と。試合当日は写真や動画を撮影し、試合前後には監督や選手のインタビューに同席。試合終了後には公式の記者会見が行われたので、日本のメディアさんに提供する動画、写真、音声を記録していました。コロナ禍のためスタジアムで作業できず、ホテルや帰りのバスの中で素材を整理することが多かったです。


試合日以外の業務についても聞かせてください。

西村 試合翌日は主に練習の動画と写真を撮影していました。撮影以外では前日に行われる公式会見に同席したり、取材スケジュールを調整したり、荷物の出し入れを手伝ったり。ホテルの部屋数が決まっていて、大会に帯同できるスタッフの人数が限られていました。食事は想像していたものと大きく違いましたが、チームマネージャーを中心にホテルのスタッフに改善してもらえないか依頼しました。大会が進むにつれて、食事は量、質ともに改善されたと感じています。チームの要望に応えてくれたホテルに感謝しています。


タイでのグループステージ開催が決まったのは5月11日。開幕の約1カ月前の出来事でした。

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