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AFCチャンピオンズリーグ2021 グループステージ 第6節 浦項スティーラーズ戦後 監督会見

77月
7月7日(水)、AFCチャンピオンズリーグ2021グループステージ第6節が行われました。名古屋グランパスはラジャマンガラ スタジアムで浦項スティーラーズと対戦し、1-1で引き分け。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督が監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


総評すると、いいゲームだったのではないでしょうか。前半、お互いの選手たちはグラウンドの中で戦術的な縛りを感じながらプレーしていたかと思います。チームという単位で見るとお互いに譲らない展開となりました。前半は多くのチャンスがあったわけではありませんが、見応えのある内容だったと思います。

 

後半はよりゴールを目指し、少しオープンな展開となったところで我々がリードしました。浦項も我慢しながら同点の機会、逆転の機会を狙っていました。それに対し、我々は隙を作らず追加点を狙いながら闘っていましたが、最後は(浦項に)我慢を押しきり同点にされた、そういうゲームでした。

 

ー試合の後半を見ると、名古屋グランパスもカウンターからいい攻撃を見せていましたが、浦項にも勢いがあり苦しめられたのではないでしょうか?

先の感想でも話しましたが、本当に浦項もすばらしいゲームをしたと思いますし、お互いにチームとしてのサッカーを選手たちがやりきったということで、すごく見応えのあるゲームになったのではないかと思います。1試合1試合、プレーする機会を無駄にせずいろいろなことにチャレンジしながら確実に勝つためにプレーする。そのような感覚を大切にするということを今日の試合でもしっかりと見られました。点を取って以降、相手も点を取りにくることでスペースが生まれ、よりオープンな展開ではどうプレーするべきか。結果的に追加点を奪うことはできませんでしたが、しっかりとポゼッションを図り、前へ出てどういう攻撃をするか。形はしっかりと作れていましたので、そういうサッカーをチームとしてできたことも、プラスだったのではないでしょうか。

 

ーグループステージの6試合において、唯一のドローゲームとなりました。今日の結果が次のラウンドへなにか影響を与えるとお考えでしょうか?

ACLの中だけではなく、今年のチームがどういう状況かということにおいて、日本へ戻ってもこの勢いはそのまま保てるのではないかと思っています。この2週間、中2日で6試合をホーム&アウェイという形でやってきた上で、5勝1分という結果は同じような評価をできない部分もありますが、こういった慣れていない環境においてはチームのベースがなければ残せなかった結果だと考えています。チームの底力を見せられたのではないかと思います。