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明治安田生命J1リーグ第17節 浦和戦後 監督会見

305月
5月30日(日)、明治安田生命J1リーグ第17節が行われました。名古屋グランパスは埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


まず総括して、すごくいいゲームをしたのではないかという手応えがありますし、そのように選手へ伝えたいと思います。特に前半は、内容とチャンスをどれだけ作ったかということも含め、すごくいいゲームができたと評価しています。天候の状況により、(後半は)グラウンドがだんだんと重たくなっていったこともあり、前半ほどいい形を作ることができずにいました。気持ちの面でも最後まで勝利を目指したサッカーをやった上で0-0で終わってしまいました。ゴールだけが足りない、勝って帰って来られなかったというだけで、選手たちには「いい内容のサッカーをした」と声を掛けました。


ー守備における駆け引きやタイミングは、すごく良かったと思います。今日の守備で重要だったこととは?

守備面の質問をいただきましたが、まず攻撃面が良かったということを話しておきたいと思います。ポストに当てたシーン以外でも、いろいろな形でチャンスを作れていました。フィニッシュの部分だけが足りなかったことがもったいないですが、攻撃面もすごく良かったと思います。そして評価いただいた守備面についてお話しします。相手の特長であるスピードに乗ったカウンターをさせないために、まず前から人をぶつけていくところ、ボールを失ったとしてもボールを持った相手選手の出しどころがなくなるよう、すぐに塞ぐことができました。相手選手に顔を上げてスペースにボールを入れさせないような守備ができていたことで、相手にプレーをさせなかったと思います。


ー74分に山﨑凌吾選手を下げ、立ち位置を変えました。どういう狙いがあったのでしょうか?

相手に前線からプレスを掛けられ、ディフェンスラインからロングボールを蹴らざるを得ない時間帯は過ぎたと思いました。後半のあの時間帯は、お互いに疲れもあって縦長の状態となっていました。スペースがある中では、ボールを放り込んでぶつけていくことよりも、足下でつないでボールポゼッションの時間を増やし、攻撃の時間、ボール保持の時間を長くしたいという意図がありました。それを理解した上で、ピッチに入った2人(齋藤学、長澤和輝)はプレーしてくれたと評価しています。