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明治安田生命J1リーグ第15節 徳島戦後 監督会見

225月
5月22日(土)、明治安田生命J1リーグ第15節が行われました。名古屋グランパスは鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで徳島ヴォルティスと対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


前半はどちらにもあまりチャンスのない展開になったのですが、お互いのこの試合にかける想いが随所に見られ、気持ちを感じられるゲームだったと思います。言い訳というわけではなく、グラウンドの状況はサッカーをしっかりとやれるコンディションではなかったのかなと。ですので、気持ちさえ込めれば体当たりでもなんでも相手にプレーさせないことができてしまうようなグラウンドだったのではないかと判断しています。

 

我々がしたかったプレーに対し、グラウンドのコンディションが残念な状態で、主催者側がこの環境を望んだということもあったとは思うのですが、その中で闘った選手たちはお互いに同じ状況でプレーしていますし、しっかりやった結果が引き分けだったと思います。


後半の残り30分はある程度試合を優勢に進め、チャンスを何度か作ったところもあったので、勝ってもなにかを言われる展開ではなかったと思います。ただ、残念ながら徳島もしっかりと闘った中で引き分けに終わったと総括しています。

 

ー全体的に受ける場面が多い試合だったと思います。相手に押し込まれることが多い展開で、どう押し返したいと考えていたのでしょうか?

ゴール前でのチャンスを考えると、そこまで押し込まれていた、受ける形の試合だったとは思っていません。相手にやらせていただけですので。ただ、今日どういうプレーをしたかということを話す前に、どういうグラウンドでプレーしたかを話す中で、言い訳ではなく、皆さんもサッカーをずっと見ていればわかると思うので、まずは「あのコンディションではなにもできないですね」という言葉がほしかったです。中2日、中3日という日程でゲームが続き、選手たちのコンディションもこの日程をこなすことが難しいところで、こんなひどい状況のグラウンドでプレーさせられ、実際にケガ人も出ていますし、米本(拓司)があまり良くない膝の捻り方をしました。それで交代したというわけではないのですが、結果的に最後までグラウンドにいることはできませんでした。選手の健康状態も考えると、どういうサッカーをしたかった、できなかったという話をしている場合じゃないかなと。どのようなサッカーを見たいと言っても、そういう環境が用意されていない、過密日程があり、グラウンドコンディションもあり、という中では難しいと思います。(徳島ヴォルティスが)サンフレッチェ広島を相手に1-0でしっかりと勝った一週間前のゲーム、それも雨の中だったと思いますが、そういう戦い方を徳島が今日できなかったということでは決してありません。ただ、こういうゲーム展開となった時に強さが出せるという自信を持っているサッカーを今日やろうとしたのかわかりませんが、そのようなサッカーに対し、私たちは私たちで受ける時は受け、ずっと受けていたとは思いません。チャンスを作るところでは「ここからいくぞ」という交代の意図を理解した上で、最後に押し込むという試合展開に持っていきました。選手たちはよくやってくれたと理解しています。

 

ー今日は中谷進之介選手と木本恭生選手がセンターバックでコンビを組み、中谷選手はキャプテンマークを巻きました。ゲームキャプテンとしての役割も含めて、守備陣の評価をお願いします。

2人の関係ということでは、初めてスタートからコンビを組んで、2人をベースに守備を作るということを準備からやってきました。まだまだ良くしていかなければいけないですし、初めて最初から2人で組んだということも影響してか、ミスと捉えなければいけないところもありました。ただ、結果は無失点に抑えていますし、同時に自信も持ってやっていってもらいたいと思います。(今日欠場した)丸山(祐市)については、最終的な検査の結果が出てから発言すべきかと思いますが、正直、数ヶ月いないという可能性もあります。(2人は)初めてだからとか言っていられる状況でないので、練習の中でもいろいろとやりながら、まず2人がセンターバックのベースとなってやっていかなければいけないと思っています。そこに合わせ、ディフェンス陣全体が連動していくという形を作られなければいけません。ただ、今日は合格点を与えたいと思います、点を取られていませんので。