本日5月10日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第14節のV・ファーレン長崎戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。
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風間八宏監督
—ボールを保持できても、ゴールが取れない試合が続いている印象です。
入れるだけなんだけど、チャンスが作れているのはすごくいい。あとは個人のところだよね。そこのところを何とか克服していかなくてはいけない。そこだと思います。内容では昨日も正直圧倒的だと思う。ただ、その中で自分たちが点差にできなくてはいけない。そこのところは個人の力量になってくるので、そこのところは厳しくもあり、数だね。数をやって一人ずつ伸ばしていかないといけないというところです。
—浦和戦では後半からジョー選手が投入されました。コンディションが上向いてきている印象です。
彼のコンディションを上げるためにはそれがいいということで。もう少しうまく進めば良かったんですけど。どちらにせよ使うつもりでいたので。
—浦和戦で期待以上に活躍してくれた選手がいたのではないでしょうか?
この試合の中でどんどん発見をしていかなくてはいけない。もちろんすべての試合で全力で勝ちにいくのですが、その中でも発見をしなくてはいけない。まだまだ選手層という意味では足りているチームではないので、そういう意味では榎本(大輝)はすごく良かったし、1試合やるとまた次もこの戦いに慣れてくるだろうし。そこで人が増えていくことで、いつも言っている通り競争ができる。競争ができるということは、選手を入れ替えてもまたパワーアップできるというところなんでね。そういう意味では人をどんどん増やしたい。ということでは、意義のあった試合かなと思います。
—前線と中盤のバランスが良かった試合だったのではないでしょうか?
良くなったと思うし、ボールを持って相手を半分の中にかなりの長い時間を入れることができたので、あとはその中で細かいところ。最後の1本の判断であったり、それからシュートもそう。それから抜け出した時の一つのボールの置き場所だったりね。そういうところをどんどん試合の中で感じていってほしい。特に昨日は前に若い選手が多かったのでね。そういうところを感じてトレーニングしてほしいと思います。
—最近は「90分の戦い方」について強調していますが、浦和との差はまさにその部分にあったのではないでしょうか?
相手が何かあったわけではなくて、我々がミスを出してしまうかどうか。その中でミスっていうのはチームのミスではないのでね。そこのところを一人ひとりがこのサッカーにしっかり慣れて、なおかつ攻めている時間が長ければ長いほど、そういうことがあっては困るので。そういうミスを出してしまった。あるいは取られることがないところで取られてしまった。そういうところを感じてくれればいいと思います。
—体力や意識をゴール前で集中させられるようにしたいのではないでしょうか?
もちろんそうなんだけど、そこはやっぱり技量だと思う。シュートというものはまずどこに打つかをどれだけ早く決められるかなので。そういうところでまだまだそこの経験値が少なすぎる。特に昨日はね。後はいかに冷静になれるかは、そういう経験をしないとね。そうならないと思いますから。そこのところは多少目をつぶるけど、やっぱり差ができるだけにね。みんなでやれるということをしっかり自覚して、自分で日々トレーニングしてほしいなと思います。
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