多くの経験を積んだ2020シーズンを経て
飛躍を遂げる時が来た。
「20歳とはいえ若くない」。
成瀬竣平のプロ3年目が幕を開けた。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
プロ3年目のシーズンがスタートしました。過去2年間を振り返ってください。
成瀬 1年目はケガをしてしまったこともあって、なかなか試合に絡めず、チームに入ったという実感がないまま終わってしまいました。2年目の昨シーズンは1年目の反省を生かすことができたと思います。試合に出られない時期もありましたけど、試合メンバーに絡み続けられたことは良かったと感じています。
昨シーズンのリーグ戦は25試合に出場しました。
成瀬 開幕戦から先発出場を続けていましたが、シーズンの中盤からは途中出場が多くなりました。先発出場の試合を増やせたら、もっと充実したシーズンになったと思っています。
25試合での総出場時間は1,682分でした。プレータイムについてはどのように考えていますか?
成瀬 出場試合数に対し、プレータイムが伴っていなかったと感じました。短いプレータイムの中で結果を残すのは大事なことですが、1試合の90分とおしてプレーできる試合をもっと多くしていきたいですね。ただ、さまざまチームと対戦できたのは良かったのかなと。対戦相手によってスタイルが全然違いますし、自分がその試合、その試合でどういうプレーをしなければいけないのかをアップデートできたと思います。自分の成長につながった1年でした。
2021シーズンに向けてどのようなことに取り組んできましたか?
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