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明治安田生命J1リーグ第2節 札幌戦後 監督会見

63月

3月6日(土)、明治安田生命J1リーグ第2節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、1-0で勝利。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


(北海道コンサドーレ札幌は)前線の3人を中心に、ボールを奪ってから縦へのスピードを生かし、どんどん縦へと進めていける強さがあり、今は勢いのある状態というイメージがありました。その中で、試合が進むにつれてお互いのチームの良さを理解し合った上で、グランパスのほうがどちらかというといいシーンを増やしました。前半は相手のスピードに乗った攻撃に苦戦していましたが、後半のほうがより闘うことができたと思います。徐々に、こちらのほうが有利な状況になり、試合を運べた印象があります。その中で、シーズン最初の時期はこういう試合をものにできるかどうかで今後に影響が出てきます。札幌もすごくいいサッカーをしていたということを理解しつつ、勝てて良かったと思います。


ー後半途中に3人を一斉に交代させましたが、これはプランどおりだったのでしょうか? 狙いを聞かせください。

シーズンをとおしてどこでトップな状態に持っていくかということも含め、どのチームにもその時点でのコンディションにばらつきがあります。そういう波をどう作るかという点で各チームが取り組んでいますが、今日の時点でのチーム全体のコンディションは、札幌のほうが上だったかなという印象があります。そういう相手に対して選手交代をする上で、もともとあのような時間帯で交代させるプランはありませんでした。3人交代は私が判断しました。フレッシュな状態の選手を入れなければいけないなと。ベンチに下がった3選手が悪かったわけではなく、悩んだ上でどの3人を交代させるのか。それを決めるのは厳しかったのですが、彼らに交代してもらい、フレッシュさを持ち込みたい状況でした。自分たちのほうへ流れを持っていきたい状況で、交代で入った選手もそれを理解してやってくれました。そういう部分で(交代で外れた選手の)気持ちも報われたのではないでしょうか。


ー相馬勇紀選手は日頃の練習からゴール前に入るシーンが多くあります。今日もそのようなシーンから得点が生まれましたが、彼への評価を聞かせください。

サイドの選手がゴールを決める時は、自分のサイドからプレーが始まりそのままゴールを決める場合もあります。ただ、得点する選手の特長として、逆サイドから相手を崩したところで、あのポジションまで入っていけるかが重要です。そういった部分で、彼自身も成長を見せてくれています。チームとしていい形を作っても最後で詰める選手がいなければ、去年のように「いいところまではいったんだけど」というシーンが多くなってしまいます。そういう部分は練習から選手が意識しながら取り組んでいますし、こうやって結果につながったことは大切だと思います。


ー今日はピンチも多くありましたが、そこをしのぎ勝利へとつなげました。守備面の評価も聞かせください。

点を取られそうなところでは、ミッチ(ランゲラック選手)を中心に守備陣がしっかりと守ってくれました。それだけ守るシーンが増えたことについては、我々が悪かったというより、札幌の攻撃力はすごいものがあると今日見せつけられたと思います。このタイミングで札幌と対戦することはすごく厳しいと思っていましたが、そういう相手に失点せずしっかり勝ったことは良かったと思います。