5/2（水）、明治安田生命J1リーグ第12節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムでC大阪と対戦し、0－0のドロー。和泉竜司選手、宮原和也選手、菅原由勢選手が試合を振り返りました。

和泉竜司選手

―試合を振り返ってみていかがですか？

チーム全員で声を出して、90分間集中してやることができたと思います。しかし、結果として勝ち点3を取れなかったので、悔しい気持ちがあります。ただ、一つこれまでと違った部分を見せることができたのではないかと思います。あとは最後のクオリティーですね。前半も含めてボールを持てる時間は多かったですし、どうやってシュートまでいくかや、どう相手を崩していくかという部分で、クオリティーはもっと上げていかないといけないと感じました。そこを上げていければ点を取れると思うので。勝つことはできませんでしたが、チーム全体でFC東京戦から集中してやれているので、次につながる試合だったと思います。

―立ち上がりから、テンポの良いパス回しが見られました。

常に自分たちはブレることなくやっています。今は結果が出ていないので苦しい状況ですけど、自分たちがやろうとすることは曲げずに取り組んでいます。そういう意味で、相手が引いた部分もあったので、ボールを持つことができたのは良かったと思います。ただ、最後の崩しの部分やシュートの局面は、チームとしても個人としても、もっとクオリティーを上げていかないといけないと思いました。

―ロングボールを使う場面と、つなぐところのバランスについてはいかがですか？

そこのバランスは大事です。蹴っているだけだときついですし、足元だけでいけるほど甘くはありません。そこはうまく使い分けながら。ロングボールであればジョーのサポートだったり、裏への抜け出す動きを作っておくことが大切です。FC東京戦から少しずつ、チームとしてやれるようになっているので、あとはそこからどうシュートにもっていくかだと思います。もう一度、チームとして最後の部分のクオリティーはやっていかないといけないですね。

―失点をゼロに抑えることができました。

全員で集中して、声を掛けながらやることができました。集中力という部分は、ディフェンスにおいてとても大事だと思います。ディフェンスラインだけでなく、全員が集中してやれていました。少し危ない部分はありましたけど、ミッチ（ランゲラック選手）が助けてくれましたね。チーム全員が助け合っていくことが大事です。ゼロという部分は良かったと思います。後ろの選手はかなり頑張っていたので、次は得点です。前の選手が得点を取って、チームを勝たせられるように、個人個人がこだわってやっていかないといけないですね。

―敗戦が続く中でも、チームは同じ方向を向いていたのでしょうか？

選手もそうですし、チーム全体でやることはブレません。自分たちが目指しているものは変わらないので、そこをやり続けていきます。その中で、チームとしてなかなか勝ち点3を取れていないですけど、しっかり前を向いてやり続けることが大事だと思うので。自分たちや、応援してくれるファン、サポーターを信じてやり続けるしかないと思います。

―キャプテンとして、何か意識していた役割はありましたか？

キャプテンマークを巻いていましたけど、まずは自分のやるべきことに集中することを考えていました。その上で、前の選手や後ろの選手としっかりコミュニケーションを取ったり、チーム全体の集中力を高めるために声を出すことを意識しました。誰もが巻けるものではないですし、責任感というか、やらないといけないという気持ちになりましたね。ホームで、これだけの人がいる中で巻くことができたのはとてもうれしいです。ただ、それよりもチームが勝つことが大事なので。キャプテンであろうがなかろうが、チームを勝たせたいという思いは強いです。その気持ちは常に持って、取り組んでいきたいと思います。

―佐藤寿人選手から、キャプテンとしてのアドバイスを受けましたか？

特にはありませんでした。いろいろなタイプのキャプテンがいるので、自分は自分なりにというか。まずは自分のやるべきことをやってから、チームのことを考えたり、見ていけるようにできればいいと思います。声の部分はすぐにできることです。キャプテンかどうかに関わらず、そこはチーム全体でやっていかないといけないことです。今日は全員で、90分を通して声を出して、体を張ることができていました。そういう意味では、全員が90分間、高い集中力でやれたと思います。

―次節は豊田スタジアムでの開催で、さらに多くのサポーターが来場する予定です。どのようなプレーを見せていきたいですか？

見ている人が楽しいと思えるサッカーをしたいですね。ただ、楽しいだけではいけない部分はあるので、勝負にこだわる意味でも、一つひとつのプレーにこだわっていきたいです。まずは目の前の選手に負けないということです。サポーターは雨の中、今日も最後まで応援してくれていました。長く勝利を届けられていないので、早く勝ってファン、サポーターと一緒に喜びたいです。いい準備をして、次こそファン、サポーターに勝ち点3を届けられるように、必死になってやるだけなので。チーム全体で集中して、勝ち点3を取るれるような試合をしたいと思います。

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