5/2(水)、明治安田生命J1リーグ第12節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムでC大阪と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、新井一耀選手、ランゲラック選手、櫛引一紀選手が試合を振り返りました。
新井一耀選手
—試合の感想を教えてください。
ケガをしてから、8カ月ぶりの出場となりました。チームは連敗中で、失点が多い中で、「自分が出た試合はゼロで抑えたい」という気持ちがありました。無失点に抑えられたこと、試合でプレーできたことはうれしかったです。ただ、上にいくためには勝ち点3が必要なので、次が大事だと感じました。
—久しぶりの実戦となりましたね。
90分間やらなくてはいけないポジションでしたが、足が持たずに途中で代わることになってしまいました。チームのみんなには迷惑を掛けてしまったと思います。
—途中交代は事前に決まっていたのでしょうか?
「できるまでやろう」という感じでした。後半は足が重く、筋肉も張ってきました。チームにはフレッシュな選手がいるので、そういった人たちが出たほうがいいと思いました。
—守備面での課題と収穫を教えてください。
相手にボールを持たれた時に引き込んでしまい、なかなかボールを奪いにいけませんでした。しっかりとラインを上げ、ボールを奪いにいけるようにしなくてはいけません。相手の時間が長くなったことで攻撃でいい形を作れなかったので、次に生かしていきたいです。
—実際にプレーし、手応えは感じましたか?
そうですね。でも、自分自身もっと良くなると思っています。これを新たなスタートとして頑張っていきたいと思います。
—膝の状態はいかがでしょうか?
思った以上に感覚は良かったです。もっと怖さがあるのかと思っていましたけどね。あとはゲーム体力と試合勘が必要なので、もっともっとしっかりとやらないといけません。
—「対人プレーに不安がある」と話していましたが、実際にプレーしてみていかがでしたか?
そこまで激しくぶつかる場面はなかったです。そうしないための準備を頭で考えながらできました。球際でもしっかりといけるような感覚があるので、日々の練習やケアをサボらずにやっていけば、コンディションは良くなっていくと思います。
—戦列から離れている中で、チームをどのように見ていましたか?
不運な形での失点もあり、流れが悪いと思っていました。最後の部分で体を張るなど、強い気持ちも足りないように感じていました。ただ、今日の試合ではみんなが「絶対に失点をしない」という気持ちでいて、やっていて心強かったですし、自分も思いきりチャレンジすることができました。みんなに感謝したいと思います。
—リハビリをしていて苦しかったことは?
チームとして結果が出ないことが悔しかったです。リハビリを頑張って、みんなと試合をして結果を出したいと思っていました。そういう気持ちがあったからこそ、リハビリも乗り越えていけたのだと思います。
—ご自身へのコールを聞いて、どのような思いを抱きましたか?
名古屋のサポーターは熱くて、どんな状況でも応援してくれたので、選手全員が「結果を出さないといけない」という強い気持ちを持っています。今日の引き分けを無駄にせずに次は勝って、サポーターのみなさんと喜びたいですね。
—次戦への意気込みをお願いします。
自分にとっては古巣との戦いになります。そこに向けて頑張ってきたところもあるので、試合に出て勝ち点3を取り、サポーターのみなさんと一緒に喜びたいです。いい形で臨めるようにしっかりと準備したいと思います。
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