米本拓司選手

ー柏はリーグ3番目の得点を記録しています。強力なオルンガ選手を擁する中、どのように攻撃を抑えるかがポイントになってくると思います。ご自身はどのようなことを注意したいですか？

カウンターはすごいものを持っていると思います。こちらがボールを持っている時や攻め込んでいる時、奪ってからの一発があると思います。オルンガ選手だけではなく、クリスティアーノ選手や江坂（任）選手など強力な選手がいますので、そこも気をつけなければいけません。個人的にはオルンガ選手より江坂選手に注意しなければいけないと思います。彼がパスを出したり、いろいろなところに顔を出したりしますからね。あの2人が生かされているのは、江坂選手が中継役を担っているからだと思います。まずはそこに入れさせないこと。後ろの選手とコミュニケーションを取りながら、封じていければいいかなと思います。

ーそこはボランチの選手が見張ることも考えますか？

江坂選手とクリスティアーノ選手はシャドーの選手なので、僕らボランチが見ないといけないと思います。オルンガ選手はセンターバック2人とマッチアップすることが多く、そこは強いと思います。こぼれ球を僕らが拾えれば、二次攻撃されないのかなと。そういったところを集中しながら守れればと思います。

ーボールをポゼッションすること、ボールを失わないことが大事になってくると思います。

丁寧にボールを回すところは回しますけど、差し込むパスなどは一瞬を見逃さずに入れないと、得点にはなかなか結びつかないと思います。しっかりと見逃さずに入れることが大事かなと。取られたあとにしっかりと切り替えれば、そこまでやられることはないと思います。回す時はなるべく近い距離にして、取られたあともしっかりとファーストディフェンダーにいって遅らせることができれば、自分たちのリズムでやれると思います。なによりも先制点が大事だと思います。先制点を取れるように、開始からアグレッシブにできればいいかなと思います。

（残り: 4321文字 / 全文: 5226文字）