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明治安田生命J1リーグ第20節 浦和戦後 監督会見

410月
10/4(日)、明治安田生命J1リーグ第20節が行われました。名古屋グランパスは埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


お互いが本当に激しくやり合ったゲームだったかなと。前半の入りは良かったですが、ランゲラックの素晴らしい守りがなければ失点していたシーンもありました。「やはり浦和はすごく強いチームだ」と今日も感じたゲームでした。

 

後半は素晴らしいゴールが決まり、オープンな展開になってからは、どちらに得点が入ってもおかしくなかったと思います。「今日はどうなるか」と注目される状況が、怖さではなくアグレッシブさとして「絶対勝つんだ」という闘志につながっていました。お互いが少しいきすぎな部分もあり、激しすぎるプレーもありました。しかし、審判がうまく試合をコントロールしてくれて「激しいプレー」と言える程度で終わりました。この勝利を喜びたいと思います。

 

ー多くあった決定機で2点、3点とゴールを重ねたかった試合だったと思います。攻撃面の評価を聞かせてください。また、今日はいつもと違う服を着ていますが、なにか意味はあるのでしょうか?

確かに今日は服装を変えました(笑)。おっしゃるとおり、得点の部分は(課題が)ありますが、その状況で勝つためになにをするか。まだ得点が入っていない状況では「得点を取って勝ちにいくんだ」と、そして得点を取ってからは「(相手に)取られなければもう負けないんだ」と、それぞれのシチュエーションに合わせ、闘志を込めたプレーを披露してくれたことは良かったと思います。

 

ー守備の部分では相手に合わせて、しっかりと守りきったように見えました。

決定的なシーンを作られ、やられてしまったシーンもありました。ただ、浦和相手になにもやらせないのは、簡単なことではありません。どこと対戦しても浦和はそういうチャンスを作るだけの高いクオリティーがありますからね。途中から慣れてきた相手になにもさせなかった感覚があるかといえばそうではありませんし、ギリギリのところで踏ん張ることができました。予想外というところまで我々のディフェンスが面を食らうシーンは作られませんでした。一度だけ前半にありましたが、それ以外ではしっかりと守ることができたと思います。

 

ー得点が入った際にも厳しい表情を崩さなかったように見えました。なにを考えていたのでしょうか?

どういった振る舞いをグラウンド内でして勝利を手繰り寄せるか。90分間闘わなければいけないんだと、この3日間で選手たちとの会話を続けていました。最後の笛が鳴るまで、どのような試合展開でも自分たちのやることをやりきって、最終的に自分たちの納得がいく結果を出せるようにやろうと話をしていました。実際に、1-0の状況で通常なら相手に押し込まれますが、逆にしっかりと攻め続けることで相手に退場者も出させました。また、私自身がそのような考えを選手に伝えなければならないという意味もありました。90分間、選手もやりきってくれたと思います。

 

ーカウンターが強みの浦和に対し、悪いボールの失い方をしないよう準備をしてきたように感じましたが?

一度もないほうが良いのですが、槙野(智章)選手に2度、3度ほどサイドを破られた以外は(悪いボールの失い方は)なかったです。悪い失い方をすることで一気にゴールまで迫られる、そうできる危険な選手が多い浦和を相手に一瞬でも隙を作ればやられると試合前から準備をしていました。それがうまくできたと思います。