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マッシモ フィッカデンティ監督 6月1日囲み取材

16月

6月1日(月)、トップチームの全体練習再開を受け、マッシモ フィッカデンティ監督がテレビ電話での取材に応じました。取材の模様をテキストでお届けします。


マッシモ フィッカデンティ監督


ー全体練習が再開しました。率直な感想と選手たちの様子について教えてください。

ここから約1カ月間をどうやっていくか、その第一歩としての今日はすごくいい状態に見えました。選手の気持ちも含めてそう思います。ここまで少し変わった形での練習を長い間続けてこなくてはいけなかったというのはありますが、その中で選手たちはいいコンディションを保った状態でトレーニングを続けてくれていたのだと感じました。


ー自主トレーニング、グループトレーニングを経て今日の全体練習に至りました。それぞれのトレーニングで取り組んできたことが、今日の練習につながったと感じていますか?

今日はポゼッションやゲーム形式のトレーニングをやりました。走ったり、筋力を落ちないようにするトレーニングをしたとしても、「サッカーをする」というトレーニングはできていなかったので、そういう意味では第一歩として良かったと思います。相手がいる、相手とのコンタクトがある中でボールをどういうふうに扱うかというところも、今までのトレーニングは実際のサッカーとかけ離れていたと思います。選手それぞれ、あるいは複数の人数が関わった上でボールを相手に渡さないようにどう扱っていくか。接触プレーは久しぶりですので、今週いっぱいは選手たちに「賢く、インテリジェンスを持ってやってくれ」と求めました。とはいえ、そういう中でもしっかりと上げていかなくてはいかないところです。その部分が今まで一番できていなかったところなので、そこに力を入れながらやりたいと思います。


ー今日の練習では選手同士の接触プレーが見られました。これまでのトレーニングを踏まえてそういった決定に至ったということでしょうか?

はい。先ほどお答えした内容と似ているかと思いますが、メンタル面、フィジカル面ともに今週いっぱいは賢く取り組んでもらうよう、選手に伝えました。先週までにやっていた制限のある練習でも、心肺機能、持久力、筋力といったフィジカル面についてそれぞれ見ていき、今日のようなポゼッション、ゲーム形式の練習をやれるだけのコンディションを保っていたと感じていました。ただ、実際に頭の中で描いているイメージと選手それぞれが動くイメージをしっかりと合わせていけるように、今週いっぱいは注意しながらやっていく必要があります。


ー選手たちの動きは良かったように思います。ここから順調に上げていける感覚はありますか?

どういう練習が実戦に近く、試合をするコンディションに導いていけるかというと、ゲームをやることだと思っています。毎週末、なるべく練習試合でJ1、J2のチームとの対戦を設定してもらった上で、この1カ月を過ごしていければと思います。思っていたよりもコンディションはいいので、ここからさらに上げていくことが可能だと考えています。


ー太田宏介選手がポゼッション形式のトレーニングまで参加しました。彼の回復状況はいかがですか?

ほかの選手が徐々に入っていこうとすると同時に、彼の復帰が重なりました。そういう時にはほかの選手が少し気を使うことがありますけど、ほかの選手も気を使っていられないというか、まずは自分自身のことを確認しながら、というところです。(太田選手は)おそらく、すべてのメニューをこなすことができると思いますが、少しずつ入るというか、今日はあえて制限をしました。ポゼッションの練習を見てもかなりいい状態にあると思います。本人もいい状態だと言っていましたね。