NGE

マッシモ フィッカデンティ監督 2月26日囲み取材

262月
2月26日(水)、2020明治安田生命J1リーグおよび2020JリーグYBCルヴァンカップの開催延期決定を受け、マッシモ フィッカデンティ監督が囲み取材に応じました。取材の模様をテキストでお届けします。

マッシモ フィッカデンティ監督


ー試合延期決定の知らせを受け、今の気持ちを聞かせてください。

受け入れるものは受け入れなければいけませんし、どんな時でもベストを尽くすことがプロとして見せるべき姿勢です。この期間をどうしていくか、すぐにチームスタッフとミーティングして組み直しました。再開した時、一番いい状態で動けるように全力を注ぎたいです。


ーこの期間をどのように過ごしていきたいですか?

間が空くと言っても3週間弱です。試合数が多く、試合の運動量もトレーニングと位置付けた上でプログラミングしていた部分もあります。そのペースをあまり落としすぎずに、練習試合なども組んでもらっています。トレーニングをこなし、週の終わりにゲームをやるという流れになると思っています。コンディションをキープするには、もっと上げることも必要だと思っています。


ー戦術面を深めていくいい機会でもあります。

今まで言ってきたように、「どこをやって、どこをやらなくていい」というわけではありません。始動から7週間も経っていない中、戦術的な理解はもっと深めていかなければいけないと思っていましたし、厳しい日程でも取り組む予定でした。3週間は試合に合わせることを考慮せず、時間を有効に使いたいと思います。


ー公式戦を経験できないという面では残念だったと思います。

公式戦がない準備期間で、どれだけ実践に向けて仕上げていけるかです。今シーズンの公式戦はまだ2試合しかやっていませんが、決して悪い入り方ではなく、むしろいい入り方だったと思います。監督として、実戦に近いレベルでトレーニングさせていきたいです。


ーケガで離脱している選手が戻ってくる可能性もあると思います。

一番いい状態の選手が試合に出場するということを統一してやってきたので、始動からずっとトレーニングしている選手を優遇するわけではありませんし、長い間離脱していたからどうということもありません。見方によっては、コンディションが整わない選手がいる中で、この期間があって助かったと思う方もいらっしゃるかもしれません。ただし、我々は闘いながら状態を上げていけるように取り組んできたので決してそうではありません。今シーズンは短い準備期間で開幕を迎えましたが、「あとどのくらいの期間があったら」というないものねだりはしたくないと言いました。限られた時間の中で開幕に向けてチームを作っていく作業をしてきたので、ここで期間が空いてラッキーというよりも、試合をしたかったという気持ちの方が大きいです。いいスタートを切れたので、このまま突っ走りたかったという感覚です。ただし、最初にも言ったように、この期間を有効に使うための賢さが必要になると思うので、よく考えて生かしていきたいと思います。


ー延期になった試合がいつ開催されるかは決まっていませんが、もともと過密だった日程がより過密になることが予想されます。

中止と聞いた瞬間に私も同じことを考えました。ただし、わからないことを考えてもしょうがないので、わかった時点でベストを尽くせるように準備するだけだと思います。