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【読書の秋企画】読書と私のちょっとした話(前田直輝編)

2711月

“読書の秋”が今年もやってきました。『INSIDE GRAMPUS』では、読書を趣味としている選手たちにインタビューを実施。読書との関わりやオススメの作品、本を読むことへの考え方を語ってもらいました。最終回となり第3回では、前田直輝選手のインタビューをお届けします!


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


―今年から本を読むようになったと聞きました。

そうですね。昔から「本を読め」っていろいろな人から言われてきましたけど、なかなか手が出せなくて。そもそも、文字を読むことが苦手だったんですけど、今では読書が好きになりました。


いつから読書をするようになったのですか?

今年のキャンプの時ですね。今回のタイキャンプでは、よく読書をしているアーリアくん(長谷川アーリアジャスール)と同じ部屋だったんです。きっとアーリアくんは隣で本を読んでいるだろうから、僕も読もうかなと思ったのがきっかけですね。最初は「やっぱり慣れないな」と思いましたけど、子どもの頃に比べて、すんなりと文字を読めるようになっている自分に気づきました。


最初に選んだ本を教えてください。

タイトルを忘れてしまったんですけど、「メンタルを強くしよう」、「心が強い人間の人生は思い通りになる」、ということテーマにした自己啓発本でした。


読書好きの長谷川選手にオススメを聞いたわけではなかったのですね。

そうですね。例えば映画でも、人に勧められたものを観るのがすごく苦手なんです。「おもしろいから観なよ」って言われてしまうと、ハードルが高くなってしまうから。なので、オススメはあえて聞かずに、本屋さんで自分がおもしろそうと感じたものを選びました。今でも月に1回のペースで本屋さんに行って本を買っていますよ。


どのような感想を持ちましたか?

「自分とちゃんと向き合いなさい」という項目が一番印象的でした。「1年後の今日、あなたはなにをしていますか?」といった問いかけが何個かあって、答えられるものもあれば、パッと答えられないものもありました。そういう時に、「思い描いている未来がないのに、どうやって生きていけばいいんだろう」と考えさせられましたね。今の自分と関係する内容だったので、すんなりと入ってきましたし、読んでいておもしろかったです。また、わからない言葉や漢字を調べる機会にもなったので、本を読むことには、内容を理解することだけにとどまらない良さがあるのだと感じました。

(残り: 2748文字 / 全文: 3766文字)

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