4月1日(日)、トヨタスポーツセンターにてトレーニングを行いました。
前日に行われた明治安田生命J1リーグ第5節サガン鳥栖戦に先発出場したメンバーは、ミーティングを終えて14時30分過ぎにピッチへ。高田圭介アスレティックトレーナーとともに、ジョギングとストレッチで疲労回復に努めました。
それ以外のメンバーはジョギングで体をほぐしてから、恒例のボール回しへ。GKも参加し、集中したトレーニングが行われます。
続いて行われたのは、ゴール前での5対5+GKの練習。攻撃側と守備側に分かれて行われました。風間八宏監督は何度か笛で練習を止め、ラインコントロールについて指導していました。
最後に行われたのは6対6のミニゲーム。風間監督は「切り替えを速くしよう」と声を掛けます。全部で3セットを行い、本日のトレーニングは終了。チームは4月4日(水)に行われるルヴァンカップ グループステージ第3節のガンバ大阪戦に向けて準備を続けます。
長谷川アーリアジャスール選手
―改めて鳥栖戦を振り返り、試合の流れを手放してしまった要因はどこにあったと感じていますか?
後半ですね。相手に点を取られて、勢いに乗っているところで、僕たちがボールをつなぐことができれば良かったです。ビビったわけではないですけど、自分たちで試合を壊してしまったのかなと。前半できていたことや、今までできていたことが、後半になって全然できなくなってしまった。それはもっと自信を持ってやらなくてはいけないところです。しっかりとボールをつなぐところもですね。もったいないミスから相手に(ロングボールを)蹴られて、そこから展開される時間帯がすごく長かったです。その中で失点してしまうと、スタジアムの雰囲気も含めて(相手は)乗ってきてしまうので。そこで跳ね返す力がなかったということは正直に受け止めて、またやっていくしかないと思います。
―試合中に、選手間で修正をする動きはありましたか?
そうですね。中では(小林)裕紀とかと、「なるべくつなごう」という話はしていました。どうしても間延びしてしまい、真ん中にスペースがある状況でした。一人ひとりの距離が遠いせいか、パスを出して動く部分や、ボールを前に運ぶことがなかなかできず、相手にリズムをつかまれた中で試合が進んでしまいましたね。そこでもう一度自分たちで流れを取り戻す力をつけないと、いくら2点差がついたとしても危ないままです。そこは今後の課題として、取り組んでいければいいと思います。
―逆転負けという結果に目が行きがちですが、一方で評価できる部分もあったと思います。どのような手応えがありましたか?
この2週間で練習してきたシーンは何回かありました。2点を取るまでや、自分たちがボールを握っている間はいいプレーを出すことができましたね。ただ、今回の試合に関しては、そこに目を向けるよりも、反省点や自分たちがやるべきことはもっとあるということに目を向けて。1試合できて次の試合でできなかったら意味がないです。このサッカーをやり続けること、どんな相手だろうと自信を持ってしっかりとつないでいくこと、自分たちのスタイルを出し続けることが一番大事だと思います。そこは簡単なようで一番難しいところではあるんですけど、取り組むからこそいろいろなことが生まれてくるはずです。もっと強いチームになれるはずなので、そこを意識してやっていきたいですね。
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