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JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準々決勝第1戦 川崎F戦後 選手コメント①

49月
9/4(水)、JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準々決勝第1戦が行われました。名古屋グランパスは等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦し、0-2で敗北。試合終了後、前田直輝選手、エドゥアルド ネット選手、中谷進之介選手が試合を振り返りました。
前田直輝選手


―川崎Fとの第1戦は0−2での敗戦となりました。

きれいごとを並べるとしたら、180分で勝てばいい。次の第2戦に気持ちを切り替えるしかないという試合でした。


―前半の立ち上がりは最終ラインの裏を狙われる苦しい展開となりました。

それは別に後ろの責任ではなく、前から限定しきれていなかったことが原因だと思います。それで後ろに負担を掛けてしまったというイメージのほうが大きいです。行きどころをもっと明確に、かつ素早く、かつ連続で。タラレバになってしまいますけど、もっともっと前線の選手がやらないといけなかったと思います。


―前線の選手がコースを限定する動きに難しさを感じた要因は?

フロンターレさんはこれまでの名古屋との対戦で、なかなかうまくいかなかった。それですごく研究してきたと思います。僕らの背後というか前線の裏、そしてボランチの脇にサイドバックが落ちてきたりと、バリエーションを多く使ってきた印象があります。ただこのチームのやり方として1人で2人を見れば、そこをはっきりすれば、整理がついたと思います。とはいえ、難しい展開だったことは間違いないです。


―前半はボールを受ける回数が限定されてしまいました。その中でどのような立ち位置を意識していましたか?

お互いハイラインだったので、裏を狙いつつ、ボールを受けようというイメージがありました。裏を狙うことで足元が空いてきたり、反対に足元で受けるから裏が空いてきたりと、いろいろな駆け引きをしていたつもりです。ただし、高い位置で受けられたのは、後半の最初くらいしかなかったという印象です。


―前半の途中でシステムを変更し、チームに安定感が生まれた印象です。

慣れという言葉で片付けるのは好きではないですけど、慣れているフォーメーションで、慣れている立ち位置でみんながやれた。それが自信を取り戻した要因でもあるのかなと思います。


―チームとして、後半はどのような点を改善していこうと意識していましたか?

「もっとシュートまで行くイメージやバリエーションを増やそう」、「いろいろな形で攻めていこうと」とは監督からも言われました。「もっとシュートで終わりたいよね」とも話していました。(後半の)最初の流れに決めていないと、こういう結果になってしまうのかなと感じました。


―後半の頭は前田選手にシュートチャンスが訪れたように、いい形で相手を押し込めていました。

相手がちょっとふわっとしていた部分もあると思います。そこで自分たちが畳み掛けられたら、また違った展開になったと感じています。そこをできないのが、今の自分の能力で、立ち位置です。急激にうまくはならないと思いますけど、一つひとつ練習で取り組んでいきたいと思います。うれしいことに、またすぐフロンターレと試合があるので、次に生かしたいと思います。


―次戦に向けて、改善していくポイントを教えてください。

行くところをはっきりして前線が連続で追わないと、ああやって簡単に裏に蹴られてしまいます。ただし、僕らの仙台戦がそうでしたけど、2点のアドバンテージがあるフロンターレの心理状態を考えると、次節は僕らのホームですし、1点を取ればわからない。早い時間帯で1点を取るために、最善を尽くしたいと思います。

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