3月30日(金)、翌日に迫った明治安田生命J1リーグ第5節のサガン鳥栖戦に向け、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施しました。29日(木)のトレーニング終了後、選手たちが鳥栖戦への意気込みを語っています。宮原和也選手、長谷川アーリアジャスール選手、青木亮太選手のコメントをお届けします(写真は公開練習時のもの)。
宮原和也選手
―31日(土)に鳥栖戦を迎えます。練習の雰囲気はいかがでしたか?
昨日よりも良くなっていますし、手応えもありました。攻撃と守備の両面で、今日はすごく良かったのかなと。
―先日行われたポジション別のトレーニングで、守備陣は3人でディフェンスラインを組んでいました。試合でもそのような状況が起こり得るという想定で行われたのでしょうか?
そうですね。試合でも間違いなくあのような状況はあると思います。その中でも自分がやるべきことをやるというか。そういう確認をしました。もちろんスペースを与えないことも大事です。個人個人が判断してやれたらと思いますね。
―練習では攻撃に多くの時間を割きました。意識が変わった部分はありましたか?
逆サイドに(ボールが)ある時に、「行けたら」という思いはあります。そういうところは頭の中でしっかり整理したいと思います。
―宮原選手が攻め上がった際に、「ボールを出してほしい」という要求はしていますか?
青木(亮太)は、中にドリブルで入ってきたら僕のことも見てくれていると思います。そういうところはお互いに話し合っていますし、僕がボールを持った時は、青木に「中に入ってきて」と言っているので。逆サイドとの関係はだいぶ深めることができたと思います。
―サイドバックが上がった背後にできるスペースのケアについて、チームではどういった話をされていますか?
場面場面の判断だと思っています。行けないところは行けないと割り切ることも大事ですね。結局は自分の判断になると思うので、いい判断をできるようにしたいです。
―宮原選手が練習試合で決めた、ファーサイドで詰める形が理想でしょうか?
やっぱり(逆サイドまで)こぼれてくることもあると思います。相手ボールになったとしても、自分があそこにいればプレッシャーに行けるかもしれません。そういうところのポジショニングは考えていきたいと思っています。相手の背後を狙いながら、できるだけゴールに近づけるようにはしたいと思っています。
―ジョー選手をうまく生かすために、クロスという手段もあります。
もちろんそれもありますし、中に入っていってジョーをおとりにすることもあります。空いているところを判断しながらやっていきたいと思います。
―2列目の選手がゴール前に顔を出す回数が多くなった印象を受けました。
相手がどんどん前から来たら、もちろん背後は空きます。そこは狙っていかなくてはいけないですね。そこで裏が取れれば、相手は前から行きづらくなると思います。いつでも、どこにでもボールが出せるようにしたいですね。
―鳥栖にはどのような印象を持っていますか?
前から来る印象がありますし、ハードワークしてくるチームだと思っています。
―そういう相手に対し、ボールを取られないことがポイントになってきます。
そうですね。そこで自分が剥がせたら、というのもあります。しっかり判断していきたいと思います。
―川崎F戦後から、2対2の練習に継続して取り組んでいました。この練習によって、チームの意識はどのように変わりましたか?
相手を見るということが大事だと思います。ボールを味方の足元につけることを意識付けるトレーニングでした。
―鳥栖戦に向けていい準備ができましたか?
フィジカル的に上げてきた部分もありました。そういう中で、明後日にいい準備ができるように、またやっていきたいと思います。
―これからは連戦が続きます。昨シーズンはチーム最多の41試合に出場していましたが、何か特別なケアはされていますか?
自分でできるだけケアはしていますし、足りないところはトレーナーの方にやってもらうこともあります。できるだけ100パーセントの状況でいれるように心掛けています。
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