今日は先制できて、追加点を取れて、理想的な展開でした。最後に1点取られてしまったことは残念でしたが、本当に集中して素晴らしいゲームをしてくれたと思います。ここ2試合、ホームでなかなかいい形で勝つことができなかったので、試合前から選手みんなが「ファミリーの皆さんに勝利を」という思いがありました。その気持ちが試合に出たのではないかなと思います。キャスパー（ユンカー）が落ち着いてPKを決めたことで非常に乗ってくれたのではないかなと思います。やはり違いを見せてくれたのかなと思いますが、入る時は3点入るんだなと改めて感じました。今日はいい勝ち方ができたと思います。また週末のゲームが非常に大事になりますし、（サガン）鳥栖に勝たないといけないと思います。今日は非常に派手な勝ち方をしていますけど、厳しいアウェイの試合になると思いますので、いい形で帰ってこられるように、またみんなでしっかりと準備をしていきたいと思っています。

ーユンカー選手が戻ってきたことで、パスの終点というか狙いが定まったと感じました。彼が復帰した効果についてはどう感じていますか？

やはり最後に決める人がいるか、いないかは大きいと思いますし、元気な形で戻ってきてくれたことが非常に大きかったと思います。非常にタイトなスケジュールのなかで、特に前線の選手は年齢が高い選手が多いですが、本当に頑張ってくれていましたので、そこにキャスパーが戻ってきてくれたのはチームにとって大きいと思います。

ー1点目に関しては何分の1かは内田宅哉選手の得点でもあるかなと思います。

そうですね。昨日の会見で「内田選手は100試合で得点が少ない」という話をしてしまいましたけど、0.5点ぐらいは内田の得点ではないかなと思います。

ー内田選手は守備でもかなり効いていたと思います。彼を先発で起用した狙いと評価をお願いします。

（FC）東京のキーマンであると思っていた俵積田（晃太）を抑えないと、ということで内田にそのタスクを任せました。

ーガンバ大阪戦では相手の攻撃を受けてしまうところがあったと思いますが、今日は前線からのプレッシングも含めてかなりアレッシブにできていたと思います。メンタル面も含めてどういう働き掛けをしてこの試合に臨んだのでしょうか。

ガンバ戦は受けたというよりはうまくハマり切らなかったと思います。我々はやはり高い位置からアグレッシブにいくのがやりたいサッカーだと思っていますし、そのアグレッシブさをなかなか表現できなかったと思います。今日はアグレッシブにいけるように選手たちに落とし込んで、選手たちもしっかりとそれを試合で表現してくれたと思います。

ー後半の早い時間に永井謙佑選手に代えて和泉竜司選手を入れました。その狙いと和泉選手の今日のプレーの評価をお願いします。

謙佑も時間的には結構出ている選手だと思います。1トップ気味で4月からフル稼働でやってくれていますので、慢性疲労というか、（疲労が）抜けきらない部分はあると思います。ただ、古巣の東京戦ということで、いけるところまで今日は使おうということで先発で起用しました。やはり前半から重そうな部分がありましたが、本当に今日は出し切ってくれたと思います。最後（倍井）謙が決めてくれれば言うことがなかったですが、永井が引っ張ってくれたのは大きかったと思います。

ーユンカー選手については、昨日の会見で「状態についてはまだまだ」という話をされていましたが、今日の2点目を見て「さすが」だなと感じました。今日のハットトリックで不安が軽くなるのでは？

いや、FWは当たる時は当たりますが、当たらない時は当たらないので。ただ、これから勢い良くプレーしてくれると思いますので、引き続き彼のプレー、ゴールに期待していきたいと思っています。