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明治安田J1リーグ第12節 広島戦後 監督会見

65月
5月6日(月・祝)、明治安田J1リーグ第12節が行われました。名古屋グランパスはエディオンピースウイング広島でサンフレッチェ広島と対戦し、3-2で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。
長谷川健太監督 


 連敗で迎えたこの試合で無敗の(サンフレッチェ)広島とやるということで、 18人の力を合わせなければ今日は勝つことができないし、勝点を取ることができないと思っていました。本当にそれぞれが力を出してくれて、難しい展開でしたが、こういう形で勝ち切れて、チームにとって大きな自信になる勝利をつかむことができたと思っています。上位のチームも今日は勝っていますので、なんとか離れずにしっかりとまた(勝点を)重ねていければと思っています。


ー3得点ともにプレッシャーが起点になっていて、そういった部分がうまくハマった試合だったと思います。

ミラーゲームなので、やはり切り替えのところがチャンスになりますし、失点もセットプレーのセカンドを拾われて、そこからミドルと展開されてクロスからということなので、そういう一瞬の隙を突き合うような試合になったのではないかなと思っています。


ー3点目はエリア内に多くの選手が入っていくという狙い通りの得点だったのかなと思います。

キャスパー(ユンカー)を連れてきた時点で、最後は勝負を賭けようと思っていました。そういう意味では(柏)レイソル戦みたいなことがなく、しっかりと入ってくれたのではないかなと思います。今後リバウンドがなければまた戦力として戦ってくれるのではないかと思います。


ーユンカー選手は81分から出場しました。出場時間を制限していたのでしょうか?

リハビリは長い間ずっとやっていましたが、全体に合流してまだ1週間ぐらいなので、そのぐらいが限界なのかなと考えていました。


ー森島司選手が運動量豊富に動いていて、1点目は彼のプレスから生まれましたし、2点目をアシストをしました。彼のプレーの評価はいかがですか?

昨年のアウェイ広島戦では何もできずに前半で交代ということになってしまったので、そういう意味では期する思いが今日はあったのではないかなと思います。


ー3点目はユンカー選手が危険なゾーンに入っていたことで生まれたと思います。今後に向けて、FWの層の厚さに期待を持てるのではないかと思います。

なんとかキャスパーが、これでしっかりと帰還してくれればいいかなと思っています。パトリックが80分まで前線で頑張ってくれたからこその得点だったと思います。キャスパーばかりに目がいきますが、それまでつないだ選手の活躍というのも当然あったと思います。


ー後半、追いつかれてからお互いに攻め合うような展開になったなかで、攻撃的なカードを切って、勝利につなげました。そういった流れ、采配を振り返っていかがですか?

今日はそういう打ち合う展開に持っていかないと勝機はないと思っていました。ああいう展開になってくれたのは、先発で出場した選手が本当に頑張ってくれたからだと思っています。


ー椎橋慧也選手がワンタッチのパスを含めて、攻撃のリズムを作る存在になりつつあるのかなと思います。彼の評価はいかがですか?

彼も慣れるまでに時間が掛かったと思いますが、前節も非常に素晴らしいプレーをしてくれました。今日は稲垣(祥)と組ませましたが、稲垣もいろいろな話をして、苦しんだなかでの得点だったと思います。米本(拓司)にしても、稲垣にしてもいい形で椎橋と絡んでくれればと思いますし、三者三様なので、それぞれのいいところをしっかりと見極めてまた使っていきたいと思っています。


ー2点目、3点目というところをずっと追い続けて去年からやってきたと思います。そういったなかで今日3得点を挙げられたことについてはどう感じていますか?

開幕から連敗した時に点を取れる形がなかなかなかったなかで、今回は連敗しましたが、自分たちの形というのを結構作ることができていました。今日も中山(克広)が出て、最後までっていうような形であったり、森島が起点になってくれたということで、自分たちの形を出すことができて、そこから点を取ることができました。これからこういうどちらに転ぶかわからないような試合を取れるようになってくると、もっと上位に食い込むことができるのではないかと思います。


ー長谷川監督は現役時代から広島ビッグアーチ(広島広域公園陸上競技場)でよくプレーをされていました。今日は新しいスタジアムでの試合でしたが、やってみていかがでしたか?

新スタジアムということで選手も非常にテンションが高かったのではないかなと思います。それはガンバ大阪の時にパナソニック スタジアム(吹田)が新設された際にも感じましたが、どのチームも非常にモチベーションが高いなと思いながらやった記憶があります。それと同じことが今シーズンの広島には起きているのではないかなと。だからどのチームも士気が高く、モチベーションが高く、非常に好ゲームが多いのではないかなと思います。そういうなかでここまで無敗できている広島はさすがだなと思います。こういう本当に素晴らしいスタジアムをまた日本のどこかで作っていただけることを願いたいなと思っています。