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【インタビュー】三國ケネディエブス「果てなき成長」

274月

開幕戦からスタメンを張り続け、試合を重ねるごとに加速度的な成長を見せてきた。個人としても、チームとしても、順風満帆のスタートを切ることはできなかったが、三國ケネディエブスは全てを進化の糧にしてきた。留まることを知らない男が風を起こし、上昇気流を生み出す原動力となる。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


プレシーズンキャンプでは主力組に入ることもあれば、サブ組に入ることもありました。自身の立ち位置をどう捉えながら取り組んでいましたか?

三國 監督に期待していただいて最初は主力組に入っていましたけど、練習試合でうまくいかないシーンがあったりして、一度主力組から外れました。自分のなかで整理するような時間にもなりましたが、立ち位置としては「スタートで躓いてしまったな」という感覚でしたね。


自分のなかでどういった整理をしたのでしょうか?

三國 移籍してきて、(アビスパ)福岡とはまた違ったスタイルのサッカーだったので、練習動画などを見ながら、ミーティングでなにを話していたかを思い出しながら整理しました。


メンタル的にはいかがでしたか?

三國 「移籍初年度から試合に絡んで活躍したい」という覚悟を持って来たにも関わらず、入りで失敗したのはメンタル的に落ち込むではないけど、深く考えるようなこともありました。でも、修正しながらひたむきに練習に取り組んだ結果が今につながっているのかなと思っています。


監督とはどういうコミュニケーションを取っていたのでしょうか?

三國 僕がミスしてしまった時に、「お前はミスをしたらすぐに落ち込んでプレーが悪くなっていくから、そこを直せばいい選手になれる」と言っていただきました。そこは今も意識しながらプレーしています。


その後、開幕戦の鹿島アントラーズ戦でスタメン出場しました。キャンプの状況を考えると、思っていたよりも早いタイミングでのデビューだったと思います。

三國 そうですね。チャンスだと捉えていました。このチャンスをモノにできるか、できないかで今後の僕のサッカー人生が変わってくると思っていました。そういった点では、初戦を終えて、2戦目にまたチャンスをもらえたことはありがたかったです。


鹿島戦では3バックの中央での出場でした。

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