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明治安田生命J1リーグ第18節 FC東京戦後 監督会見

246月
6月24日(土)、明治安田生命J1リーグ第18節が行われました。名古屋グランパスは味の素スタジアムでFC東京と対戦し、0-2で敗戦。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


今日は東京が最後まで気持ちを切らさず、出た選手がよく走っていたなと思っています。前半に何回かチャンスがあって、そういうところで1点決めていればまた違った結果になったと思います。後半は少し足元が多くなってしまったなという印象です。東京が前から来るのはわかっていたので、そこをうまく外しながらディフェンスラインの背後というのが一つの狙いでした。ただ、森重(真人)にしてもエンリケ(トレヴィザン)にしても、非常にタイトなマークで、なかなか前線で起点を作れなかったので、そこがやはり。いつもの東京であればどこかで抜けるのですが、今日は最後まで抜けずに、本当に集中力を切らさずに闘っていたなと。今日は仕方がないという感じで。いろいろ手は打ちましたが、なに一つうまくいかずというかね、結果的にはうまくいかなかったという中で、これをしっかりとまた教訓にしながら、次のホームの試合に向けて切り替えていきたいなと思います。


ーFC東京は監督が代わったばかりでスカウティングが難しかったと思います。予想とのギャップはどのくらいありましたか?

球際の部分はあれくらいくると思っていました。もう少しキーパーからつないでくるかなと思ったら、結構シンプルに蹴ることが多かったので、そこは割り切って闘っていたのかなと思います。先ほども言いましたが、全選手が今日の試合で見せるんだという、ピッチサイドにいても相手の選手の気迫が伝わってくるような試合をしていたので、そういうところは監督が代わって、チームとしてスタートをきれたのではないかなと思って見ていました。


ー後半開始から山田陸選手を投入しました。もう少しボールを保持して、展開するような意図があったのでしょうか?

そうですね。前回のルヴァンで非常に良かったですし、米本(拓司)がイエローをもらっていたので。前半のうちに4枚もらうというのはなかなかないことで、後半もあのテンポで出されたら退場者が出てしまうなというところで、米本なんかは一番狙われやすいポジションではあると思ったので。山田のそういうビルドアップ能力というところに、後半は賭けてみようということで、山田を使いました。東京のプレッシャーもあって、山田本来の持ち味というのは今日の試合は出しきれなかったのではないかなと思っています。


ー試合序盤は相手の勢いを感じましたが、失点シーンでは寄せの甘さもあったのかなと思います。試合の入りについてはどう感じていますか?

別に悪くはなかったと思います。失点シーンは高い位置で引っ掛けられて、東京にやられるとしたらそういう形だろうなと思っていましたが、あえて今日はつなげていくという話をして、ゴールキックもほぼほぼ蹴らずに後ろからつないでいきました。前半のああいう形で引っ掛けられて、ディエゴ(オリヴェイラ)に反転されて決められましたが、あれは致し方ないと思っています。ただ、後半にそれがジャブのように効いてくるかなと思いましたが、最後まで東京が落ち着いて闘っていたので、こちらとしては相手の隙を突くような展開にはなかなか持ち込めませんでした。


ーGKからつなぐ姿勢が見られ、後半戦に向けて新しいことにチャレンジしていると感じました。

別に新しくはないですよ。今までもやっていましたので、別に新しくはないことです。そこはランゲラックに任せながらですが、逆にハイボールを蹴ってもエンリケと森重が潰しにくると思っていたので、なかなかキャスパー(ユンカー)やマテウス(カストロ)、永井(謙佑)では太刀打ちできないかなと思っていました。そこはうまく自分たちのスピードを生かすことができればという思いでそういう戦いをしました。