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JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 浦和戦 前日監督会見

28月

8月2日(火)、チームは豊田スタジアムで非公開トレーニングを実施。練習終了後、3日(水)に行われるJリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第1戦の浦和レッズ戦に向けて、長谷川健太監督がオンラインでの記者会見を行いました。


長谷川健太監督


ー今日は豊田スタジアムで練習を行ったと聞きました。

久々の豊田スタジアムでのゲームということで、ずっとE-1(EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会)などほかの活動でグラウンドを使っていたこともあり、しっかりとピッチを確認したいということで(豊田スタジアムで)トレーニングさせてもらいました。


ー明日から浦和レッズとの3連戦です。なかなかないシチュエーションですが、どのようなイメージで臨みますか?

よくあるパターンかなとは思っています。ルヴァンを挟んで3連戦という組み合わせはどこかであると思うので。そういう意味では初戦が大事になってくると思います。ホームでの連戦で始まりますし。リーグ戦で厳しい戦いが続いているというところも考えつつ、ルヴァンカップはベスト8なのでしっかりと勝ち上がれるようにということで、総力戦になると思っています。新加入選手を含めて、闘う準備はできているので、みんなで力を合わせて闘っていきたいと思っています。


ー3試合をまとめて考えるのか、初戦が終わったあとに次のことを考えるのか、そのあたりの想定はいかがですか?

初戦と2戦目のことは考えています。3戦目に関しては、状況やコンディション次第でメンバーを考えていきたいです。なので、明日と週末の試合に関しては、ある程度の起用は想定しています。


ー前節の北海道コンサドーレ札幌戦で逆転できたことも含めて、今のチームに勢いを感じます。今までの闘い方との違いはありますか?

「違い」というのは特にありません。積み上げてきたものというところで、(リーグ戦)中断前の清水(エスパルス)戦はイメージが悪かったですが、あの試合も連戦の中で疲弊していて、新型コロナウイルスの陽性判定者が何人か出ていた状況の中での試合でした。札幌戦はしっかりと(メンバーが)そろった中でどこまでやれるのかという、大事な試金石になると思っていました。そういう意味ではしっかりとした試合ができて、相手を崩して得点できたので、そこは今までとの違いというか。もちろん積み上げてきたものの中で、最終的にあの試合は結果を出せたと。やはり2点目をどうやって取るかという部分は、開幕してからの課題だったので、セットプレー絡みではなく流れの中で崩して点を取れたということは、チームにとって大きな自信になると思っています。ただ、勝ちきれなかったので、あとは噛み合わせというか。点を取れた時にどれだけ失点を抑えられるかという部分と、取れない状況であれば後ろがしっかりと我慢できるかという噛み合わせが良くなってくれば、勝利をつかむことができる状態になってきていると思います。あとは終盤戦に向けてしっかりとチームを仕上げていきたいと思います。


ー今シーズンは攻撃の形を模索してきた中で、札幌戦の2得点はシンプルに裏を取って崩すという、監督が最初におっしゃっていた形で取れました。あの形についてはどのように感じていますか?

今シーズン、チームとしてずっと取り組んできた一つの狙いなので、そういう形を作ってしっかりと得点に結びつけられたことは、選手も一定の自信をつかんでくれたのではないかと思います。


ー浦和はリーグ戦3連勝を挙げ、調子が上がっています。今の浦和についてどのように見ていますか?

(今シーズンは)埼スタ(埼玉スタジアム2002)で負けています。浦和にホームでいい勝ち方をさせてしまったことで、チームを乗らせてしまったと思います。今度は我々がこの3連戦をしっかりと闘って、チームの状態を上げていけるような結果にしていきたいと思っています。


ー前回の浦和との対戦では少し受け身になってしまい、セットプレーから失点してしまいました。セットプレー対策はしっかりと準備できている感覚はありますか?

毎回準備はしていますが、それでもやられる時はやられてしまうので。今回もしっかりと準備をして、集中力を切らさずに対応していくしかないのかなと思っています。


ー今の浦和を無失点で抑えることは容易ではないこともあり、いかにアウェイゴールを取られないかも重要になると思います。その中で、単に引くだけではなくて、前から守備にいくことを改めて強調することもポイントになるのかと思います。

自分たちの戦い方を変えるつもりはないので、自分たちのアグレッシブな戦いというところはやっていきたいと思っています。


ー札幌戦では内田宅哉選手が2得点に絡み、これまで以上にチームにフィットしている印象を受けました。彼の最近のプレーをどのように見ていますか?

出場した時には頑張ってくれていると思います。もちろん結果を残せない試合もありますが、そういう中で一定のパフォーマンスは見せてくれていると思います。前回の試合は途中から出て、(チームにとって)大きなアシストであったり、アシストになる前のプレーなどで勝点獲得に貢献してくれたと思うので、これからも期待したいと思います。新加入の選手も早くチームに馴染んで、結果を出してくれることを望んでいます。


ー永井謙佑選手は「本当に初戦なのかな」と思うくらい馴染んでいたと思います。

もともと名古屋にいた選手なので、チームの雰囲気には慣れている選手なのかなと思います。


ー永木亮太選手や重廣卓也選手も馴染ませている段階でしょうか?

そうですね。試合に出た時にどういうパフォーマンスをしてくれるかというところは期待していきたいと思います。


ーアウェイゴールが重要になってくると思います。展開次第では「最悪スコアレスドローでも」という考えはありますか?

もちろんあります。


ー甲田英將選手を含め、負傷者の状況について教えてください。

甲田と酒井(宣福)はもう少し時間が掛かるかなという感じです。「いつ」とは言えませんが、もうちょっと掛かりそうな感じはあります。隠し玉としてこの3連戦に出られるような感じではないですね。