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榊原 杏太選手、2024シーズン加入内定オンライン会見

125月

5月12日(木)、2024シーズンの加入内定、JFA・Jリーグ特別指定選手登録が発表された榊原杏太選手のオンライン記者会見が行われ、榊原選手、山口素弘GMが出席しました。


■山口素弘GM

このたび、2024シーズンの加入内定及び強化指定選手登録が済みました、立正大学3年生の榊原杏太選手です。名古屋グランパスのアカデミー出身で、現在は立正大学でプレーしています。グランパスのアカデミーに所属していた頃から技術が高く、特に攻撃でのセンスに光るものがありました。高校3年時、当時も昇格の候補に名前が挙がっていましたが、その時点ではまだトップに上がるべきではないという判断をし、大学に進学したあとの成長を追っていこうと。彼は大学1年生の時から試合に絡んでおり、私自身も何度か足を運んでプレーを見ていました。昨シーズンにエリートリーグに呼んだ時のプレーも見て、今がそのタイミングかなと判断しました。立正大学さんのほうで、アカデミー時代に足りない部分であったり、精神的な部分の成長をさせてもらい、プレーヤーとしても人間的にも成長の跡が見られたなと思っています。遡れば、彼は清水エスパルスのアカデミーに在籍していましたが、当時グランパスのスカウトをされていた故・三浦(哲郎)さんの目に留まり、グランパスに加入することになりました。いろいろな縁、いろいろな手助けがあったと思います。アカデミー在籍時には、U-18監督の古賀(聡)さんをはじめ、スタッフが時に厳しく、常に厳しく彼を成長させたと思います。正式には2024シーズンからとなりますが、こうやってグランパスに帰ってくることを決断してくれたことをうれしく思います。ここからがスタートになります。期待しています。


■榊原杏太選手

名古屋グランパスに再来年度より加入することになった立正大学3年、榊原杏太です。ユースの頃からお世話になったクラブでプロのキャリアをスタートできることをとてもうれしく思います。加入は再来年度となりますが、特別指定選手として登録してもらった以上、グランパスのより多くの勝利に貢献できるよう、これから全力を尽くしたいと思っています。


■質疑応答


ー山口GMに質問です。このタイミングで加入内定に至ったのは、成長する過程の中で「プロでやれる」と判断したからでしょうか? それとも、戦力としても計算できる目処が立ったからなのでしょうか?

山口 プロで十分できるだろうというタイミングと、彼がより成長するだろうというところもあります。もちろん、特別指定にしたので戦力としても見ています。


ー加入内定おめでとうございます。現在の心境を教えてください。

榊原 内定をもらってから、いろいろと考えることもありました。大学1年生の時から、ユース卒ということもあり、グランパスの方が試合に足を運んでくれて、気に掛けてくれていました。そういったグランパスの想いがうれしく、「グランパスに貢献したい」という気持ちになっています。


ー大学では「グランパスに戻る」という気持ちを持ってさまざまな取り組みをしてきたかと思います。成長したと思う点を教えてください。

榊原 一番は守備のところです。ユースの時に一番課題にしていたのが守備でした。立正大学がまずは守備から入るチームなので、そこは大きく成長できたのかなと思っています。


ー大学進学後、徐々に守備のコツをつかんでいったのでしょうか?

榊原 チームとしてのやり方がある中で、個人戦術に関してはいろいろなコーチや先輩が教えてくれて、少しずつできるようになっていったかなと思います。


ー立正大学に進学し、新たに得たもの、新しい考えがあれば教えてください。

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