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明治安田生命J1リーグ第20節 G大阪戦後 監督会見

207月

7/20(土)、明治安田生命J1リーグ第20節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでガンバ大阪と対戦し、2-2で引き分け。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。


風間八宏監督


チーム全体として自分たちの持っているようなクオリティーではなかったと思いますが、チームが一つになって勝つことにこだわり闘ってくれたというところはすごく評価できる、あるいは一歩前進したかと思います。ただしこれから、もっともっと質を上げていかなければいけない。そういう次の課題がはっきり見えた試合でした。


―相手にボールを持たれる時間が少し長かったように感じました。

いつも見ている方々には、少し変わった形になったかと思います。やっぱり自分たちがどうするか。選手も変わっていますし、そういう意味では自分たちの中の判断でやっていたと思います。ただし、もっと前でしっかりボールを持てるはずなので、何人かがフリーでボールを失う。特に前線でもっと押し上げることができたはずです。相手陣内に押し込んだ時は色々なアイデアが出ていたので、それはそれで良かったと思いますが、やっぱり相手が来たときに、それを簡単にいなしていかなければならない。それは前線の選手たちにもう一つ質を上げてもらいたいと思います。


―今日は藤井陽也選手を初めてスタメンで起用しました。その意図と評価を聞かせてください。

一つは彼がトレーニング、それからトレーニングマッチで素晴らしいパフォーマンスを出していたこと。それから、我々の中で若い選手がどんどん出てきてくれなければ困るということ。ですから彼はトレーニング、そしてトレーニングマッチで自分が試合に出るに値するプレーを見せてくれました。ですから我々も彼を信用して起用する。彼が出てきてくれることで層が厚くなります。まだまだうちは層が厚いとは言えませんし、若い選手に出てきてもらいたいという願いを込めました。今日は非常によくやったと思います。積極性もありましたし、この大観衆の中で全く動じずにプレーした。よくやったと思います。


―前節までに比べ、攻守において手応えを感じた試合になったのではないでしょうか?

色々とありますが、攻守においてということでは藤井、(太田)宏介ですね。だんだん馴染んでくる。宏介のところはまだ時間が短いですし、これからもっと良くなってくると思います。特にセットプレーでは彼の期待値がすごく高いので、あとは試合の中でラストボールを出せるようになってくれれば面白いなと。そして藤井はすごく頑張ってくれた。自分たちの中で選手が増えていかなければいけない。それから選手同士が理解してやっていかなければいけない。ただし、まだ交代した選手たち、全員ではありませんが、もっとパワーを発揮して試合を助けてほしかったと思います。そういうことを含め、課題がたくさん出たことは良かったと思います。


―これで9試合勝ちなしの状況です。

いつも言っている通り、我々は1試合ずつしかできません。そういうものに一喜一憂するつもりはありませんし、何か特別な思いはありません。