7/3(水)、天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 第2回戦が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムで鹿屋体育大学と対戦し、0-3で敗北。試合終了後、吉田豊選手、赤﨑秀平選手が試合を振り返りました。
吉田豊選手
―0-3という結果になりました。
闘えていなかったと思います。(風間八宏)監督にも「怯えていた」と言われました。そういう状況であれば、こういった結果になってしまいます。基本的なところができていなかった試合だと思います。
―闘えていなかったというのは、ゲームに向かう準備のところに問題があったのでしょうか?
いや、このゲームに向けてしっかりと準備してきました。試合の入りから、一つひとつのプレーに魂がこもっていなかったですし、自信を持ってプレーできていなかった。球際でもシンプルに負けていましたし、そういうところが出たのだと思います。
―試合が進むにつれて、違和感のようなものがあったのでしょうか?
どのタイミングかと言われると答えるのは難しいですけど、「ハマっていないな」、「うまくいっていないな」というのは感じていました。そういう時に自分たちでどうするかを考えてやっていかなくてはいけません。シンプルに闘えていませんでした。もっともっとハードワークをした上で、自信を持って前を向いて、ゴールに向かっていくという、自分たちの目指しているサッカーをやっていかないといけません。サッカーに対する姿勢が甘かったのだと感じています。
―この敗戦によって気づけたこともあるのでしょうか?
試合に出ていないメンバーに対して申し訳ない気持ちが強いです。天皇杯という大会がここで終わってしまったので。出ていない選手たちの想いも背負ってプレーしないといけなかったですし、次につなげなくてはいけないゲームでした。今は前を向くことしかできません。こういうことが二度と起きないようにやっていくだけです。
赤﨑秀平選手
ー今日のゲームを振り返ってください。
距離感が開いてしまって、ペースをつかむことができませんでした。前半はあまり決定機を作ることが出きずにいて、自分たちのミスから相手にチャンスを与えてしまっていたと思います。そういうところが結果につながってしまったのかなと思います。
ー後半は前掛かりとなってゴール前までボールを運びましたが、得点を奪うことができませんでした。
いい時はボールを取られてもすぐに取り返すことができる、誰かがプレッシャーにいける距離感でやっていますけど、今日は取られた瞬間に相手をフリーにさせてしまい、カウンターを受けてしまいました。いい距離でやれていなかったと思います。後ろを向いてプレーすることが多くて、それも相手にとって楽な状況になってしまったんだと思います。
ー後ろ向きのプレーが増えてしまった原因は?
ボールを大事にするあまり、後ろ向きになってしまうというのは、このチームでよくあることです。ボールを失わないために、相手からボールを隠すために後ろ向きでプレーしてしまうというか。いいタイミングで前を向けなかったり、逆に厳しいタイミングで前に入れてしまうことで簡単にボールを失ってしまったと思います。意図的に相手を動かしながらボールを回すことができなかったと思います。どこが相手でも、ああいった失い方をしてしまうと厳しいと思いますし、ああいう取られ方をした時のためのリスクマネジメントもしておかないといけません。
ー自信を持ってプレーできていなかった印象です。選手としてはどのように感じていますか?
自分が欲しい位置でボールを受けられませんでした。チームとして無駄な上下動が多く、そこで体力を失ってしまったところもありました。リーグ戦もそうですけど、簡単にボールを失ってしまうようではこのサッカーは成立しません。そこはどこが相手でもそうです。しっかりとやれなければこういう結果になってしまうと思います。