選手が自身のプレーを振り返り、瞬間的に思い描いていたイメージやその選択に至った理由を明かす『The Scene』。今回は、4月20日(土)の磐田戦で好セーブを見せ、完封勝利に貢献した武田洋平にフォーカスし、プレーの真意に迫った。
―試合前にはJ通算100試合出場セレモニーが行われました。
数字は全然気にしていなかったので、言われて気づきました(笑)。僕よりも、子どもや奥さんにとっていい思い出になったのではないかと思います。
―スタメンが伝えられた時の心境はいかがでしたか?
マリノス戦が終わった時から、自分の中ではこの日の準備をしてきました。なので、スタメンと言われた時も、変に高ぶることはなかったです。試合に出るつもりで1週間準備をしてきましたし、いい状態で試合に入れたと思います。
―どのような想いで試合に入りましたか?
とにかく、やれることをやろうと。このメンバーで試合を重ねてきたわけではないですし、うまくいかないことのほうが多くなるのはわかっていたので、「ミスをしても慌てずにプレーを続けよう」と心がけていました。
(残り: 3306文字 / 全文: 3782文字)