4/13(土)、明治安田生命J1リーグ第7節が行われました。名古屋グランパスは日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦し、1-1で引き分け。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。
風間八宏監督
感想は「決めてほしかった」ということ、以上です。
―途中交代したランゲラック選手の状況を聞かせてください。
脳震とうだということで病院へ行きました。正式にはまだ聞いておらず、又聞きといいますか、それほど大きなことではないようだと聞いています。ですが、ドクターから聞いたわけではありません。まだ、そのくらいの情報しかありません。
―「決めてほしかった」ということは、それ以外の部分では手応えを感じていたのでしょうか?
まだまだだと思います。特に前半は相手を受け入れてしまった。全員ではありませんが、何人かの選手が受け入れてしまって、いつの間にか頭が相手のパズルのようになっていた。ハーフタイムにそのことを話し変えましたが、それだけ力がついているのだと思います。力がついて押し返す、あるいは伝えたことができるようになっていると思います。ですが、点差をこれからはつけていかなければいけないと思っています。
―「決めてほしい」というのはフィニッシュの質の部分なのか、あるいは攻撃でもう一工夫ほしいということなのでしょうか?
みなさんはどう思いますか(笑)? どちらもあると思います。間違いなく決めなければいけないところもありましたし、それがシュートそのものなのか、一つ前のパスなのか、(問題は)たくさんあります。ですが、たくさんチャンスを作ったところで、もっと点が入っていなければいけないゲームでしたし、そういう部分をしっかり詰めながらやっていきたいと思います。
―マリノスの攻撃は縦への速さが特長です。1失点はしましたが、その特長をうまく抑えられていたのではないでしょうか?
もとからなにをどうするかと言えば、自分たちの距離の中に相手を包み込んでしまうこと。これが自分たちの一つの特長だと思います。それからもう一つは、しっかり自分たちで相手を崩すということ、この両方をしなければいけません。そういう意味で前半に限っては、ほとんど相手のパズルを受け入れ、自分たちでボールを持つことをやめてしまいましたので、あまり良くなかったのですが、後半は少し変わって自分たちの力を示した。そういうところです。何か一つをやればいいというわけではないんで、一人ひとりがしっかりとした自分の判断、いつも言っている自信でプレーしてもらいたいと思います。
―決めてほしかった反面、決められなくて良かった場面も数多くあったかと思います。Jリーグでこれほど高いレベルの試合が観られるんだという思いもありますが、風間監督自身として今日の試合、全体の印象はどのようなものなのでしょうか?
僕はいつも緊張しいなのでわかりませんが(笑)、すごく緊迫したいいゲームだったと思います。彼ら(横浜F・マリノス)は彼らのやるべきことをやった。そして我々もやり続けたということで、すごく緊迫感があった。ボールをつなぐということだけではなく、ゴールへと向かうということをお互いにやりました。そういう意味で良いゲームができたと思います。
―ノーガードでお互いに攻撃を繰り広げた印象があります。
ノーガードの打ち合いではなく、どちらもゴールへと向かうということが徹底されていたのではないかと思います。流行りなのか「ボールポゼッション型」という言葉がよく使われますが、我々はもとからそういうことではなくゴールを目指すということ、いかに早くゴールのところまで行けるかということをどのチームも目指していますし、今日はお互いにそういう部分を見せられたのではないかと思います。